プロ野球ペナントレースも100試合を消化。シーズンの趨勢もようやく見えてきたが、セ・パともにまだまだペナントレースやCS争いの行方はどう転ぶかわからない。クライマックスを迎える今後の展開を識者に予想してもらった。
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セ・リーグの優勝争いは阪神がやや抜け出した印象だ。ここへきての10連勝はその証拠だが、勝負所と見極めた時の岡田彰布監督の采配はやはり的確だ。強弱をつける采配で、勢いをつけている印象だ。週末は、前節広島を相手に大勝して勢いに乗っていたヤクルトを退けたのは見事だった。
投手陣は開幕から好調の村上頌樹をエース格として信頼を置いている。先発陣にはある程度のゲームメイクを求めつつ、クローザーに岩崎優を固定して逆算した勝利への導き方はさすがと言える。昨今は、投手のマネジメントが様々探られているが、岡田彰布監督の投手マネジメントは新しくなく、かといって古すぎるわけでもないという印象だ。
一方、打線の方は近本光司の存在が大きい。リードオフマンでありながら得点圏打率がリーグトップ。替えのきかない選手だ。中野拓夢、木浪聖也が周りにいるのも大きい。3番に固定したルーキーの森下翔太の弾みをつける存在で、大山悠輔、佐藤輝明が要所で絡んでくる。野手をうまく休ませながら起用するところも好結果を生んでいる。
2位以下は混沌としている。広島が後半戦に入る前あたりからの勢いを保ち、上位戦線に進出。若い選手と中堅の選手がうまく噛み合っている。また、4番に菊池涼介を起用するなど、新井貴浩監督の常識に囚われない采配も、不気味な勢いを生んでいる要素の一つだろう。
投手陣は先発の防御率は安定しているものの、救援投手陣が課題か。開幕してクローザーの栗林良吏に計算が立たなくなったが、それでも特定の起用に固執するところがなく、戦力を見極めているのはプラス面。
今後の課題になるのはチームが下降線になった時に次なる手を打てるかだ。打線ではチームを引っ張ってきた秋山翔吾が戦線離脱。今は踏ん張りどころだ。
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セ・リーグの優勝争いは阪神がやや抜け出した印象だ。ここへきての10連勝はその証拠だが、勝負所と見極めた時の岡田彰布監督の采配はやはり的確だ。強弱をつける采配で、勢いをつけている印象だ。週末は、前節広島を相手に大勝して勢いに乗っていたヤクルトを退けたのは見事だった。
投手陣は開幕から好調の村上頌樹をエース格として信頼を置いている。先発陣にはある程度のゲームメイクを求めつつ、クローザーに岩崎優を固定して逆算した勝利への導き方はさすがと言える。昨今は、投手のマネジメントが様々探られているが、岡田彰布監督の投手マネジメントは新しくなく、かといって古すぎるわけでもないという印象だ。
一方、打線の方は近本光司の存在が大きい。リードオフマンでありながら得点圏打率がリーグトップ。替えのきかない選手だ。中野拓夢、木浪聖也が周りにいるのも大きい。3番に固定したルーキーの森下翔太の弾みをつける存在で、大山悠輔、佐藤輝明が要所で絡んでくる。野手をうまく休ませながら起用するところも好結果を生んでいる。
2位以下は混沌としている。広島が後半戦に入る前あたりからの勢いを保ち、上位戦線に進出。若い選手と中堅の選手がうまく噛み合っている。また、4番に菊池涼介を起用するなど、新井貴浩監督の常識に囚われない采配も、不気味な勢いを生んでいる要素の一つだろう。
投手陣は先発の防御率は安定しているものの、救援投手陣が課題か。開幕してクローザーの栗林良吏に計算が立たなくなったが、それでも特定の起用に固執するところがなく、戦力を見極めているのはプラス面。
今後の課題になるのはチームが下降線になった時に次なる手を打てるかだ。打線ではチームを引っ張ってきた秋山翔吾が戦線離脱。今は踏ん張りどころだ。