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「ベーブ・ルースですらやっていないんだ!」投打での異次元スタッツを叩き出す大谷翔平に米紙が「特異だ」と感服!

THE DIGEST編集部

2023.08.19

投打で異次元のパフォーマンスを見せる大谷に米紙も敬服している。(C) Getty Images

 今シーズンも、投打で異次元のパフォーマンスを発揮している大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。現地8月18日からはタンパベイ・レイズと、21日からはシンシナティ・レッズとの計6連戦を本拠地で戦う。
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 米球界で日夜異彩を放つ偉才に、米メディアは羨望の眼差しを送っている。なかでも、大手日刊紙『Washington Post』はコラムのなかで、ここまでの二刀流戦士の活躍に絶賛の言葉を並べ立てている。

 現地17日時点で、大谷は打率.306(アメリカン・リーグ3位)、42本塁打(同1位)、85打点(同3位)、出塁率.407(同1位)、長打率.664(同1位)、75四球(同1位)と、どの打撃部門も上位に入るスタッツを残している。さらに、打者を評価する指標のひとつである出塁率と長打率を足し合わせたOPSは1.071と、こちらは全体トップ。一筋縄ではいかない大打者として、メジャーの舞台に君臨している。
 
 打つだけでなく、投げても高いレベルを保持している。現地8月9日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦では6回(97球)を投げ3安打、1失点(自責点ゼロ)。2年連続10勝(5敗)をマークし、防御率3.17、165奪三振。メジャー史上初の2年連続「二桁勝利&二桁本塁打」を達成し、リーグMVP争い最有力候補と呼ばれている。

 前人未到の記録を叩き出す大谷に同紙は「彼は本当に最高の打者であり、同時に最高の投手であるかもしれない。メジャーリーグでは前例がなく、最も近いのはベーブ・ルースだが、そのバンビーノ(ルースの愛称)ですら、オオタニがやっているようなことはしなかった」と断言し、『野球の神様』と呼ばれるルースを超えたとも評している。

 同紙は続けて、今年3月のワールド・ベースボール・クラシックに侍ジャパンの一員として参加し、優勝と大会MVPを獲得したこと。6月には27試合で打率.394、15本塁打、29打点を記録し、投手としても2勝を挙げて月間MVPに輝いたこと。7月末のデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーでの大活躍(第1試合で1安打メジャー初完封、第2試合で特大の2打席連続ホームラン)を振り返りながら、並外れた才能に敬意を込めて「オオタニは特異だ」という賛辞を送っている。

 今季は投打フル稼働でエンジェルスを牽引する大谷。シーズン終了後にはフリーエージェントとなり、去就にも関心が注がれるとともに、その契約額にも大きな注目が集まるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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