史上７校目の連覇を目指す仙台育英（宮城）に頼もしいエールが届けられている。

　８月23日、第105回全国高校野球選手権記念大会の決勝で、慶應（神奈川）と雌雄を決する仙台育英。大会屈指の強豪校と107年ぶりの優勝を目指す古豪の激突に、多くの高校野球ファンが熱い視線を注ぎ、チケットは即完売するなど大きな注目を浴びている。

　そんななか、仙台育英と同じ宮城県を本拠地とするプロ野球球団の楽天ゴールデンイーグルスは決勝の約１時間前に球団公式Ｘ（旧ツイッター）に写真４枚を投稿。楽天イーグルス公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」と球団マスコットのスイッチが「甲子園の方角はどっち？　あっちだ！届け！パワー!!!!!」と文面に記し、「甲子園決勝、まもなくプレイボール!! みんなでエールを送ろう」と同じ地元の高校生たちに強烈なパワーを送っている。

　この投稿に野球ファンを中心に話題となっており、「仙台育英は大丈夫！絶対にやってくれる！」「慶應手強いけど、育英がんばれ!!」「宮城じゃないけど、届けパワー!!!!!」「素晴らしい応援！」など、喝采が上がっている。

　仙台育英の宮城野校舎は、イーグルスが本拠地とする楽天モバイルパーク宮城のすぐ裏手にある。そうした縁から、歴史的な快挙を目指す高校生に故郷から強力なパワーを送っているのだ。
  　試合はプレイボール直後、いきなり動いた。仙台育英の先発・湯田統真（３年生）が初回に丸田湊斗（３年生）に先頭打者ホームランを許し、慶應が先制。さらにヒットと四球で２死一、二塁にすると、渡辺千之亮（３年生）の打球が風に流されてポテンヒットとなり、２点目。２回表にも、１死二塁から再び丸田の適時打で、慶應がリードを３点に広げた。

　仙台育英は３回までに１点ずつを返し、２対３と差を詰めたが５回に湯田からバトンを受けた高橋煌稀（３年生）が慶應打線に捕まり猛攻を浴びる。さらに連覇のプレッシャーからか、鉄壁だった守備の乱れも相次ぎ、この回だけで一挙５点を失った。

　試合は５回裏を終わり、８対２で慶應が６点をリード。仙台育英の反撃はなるのか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】慶應打線が猛攻！仙台育英、反撃なるか!?

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