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「勝敗を分けた」エ軍新人の痛恨2点タイムリーエラーで同点&逆転打の悪夢に米酷評!「あれがなければ…」

THE DIGEST編集部

2023.08.23

痛恨のエラーを犯したシャヌエルに米記者は頭を抱えた。(C)Getty Images

 現地8月22日、ロサンゼルス・エンジェルスは本拠地でシンシナティ・レッズと対戦。左手の有鈎骨骨折で7月上旬から戦線離脱していた主砲のマイク・トラウトが「2番・中堅」で先発復帰を飾ったが、チームは3対4で敗北。「3番・指名打者」でスタメンに名を連ねた大谷翔平も3打数ノーヒットに終わった。

 今季ワーストの借金4となったエンジェルス。沈むベンチのなかで、ひと際表情が暗かったのは2023年ドラフト1位入団のノーラン・シャヌエル。今月18日のタンパベイ・レイズ戦でメジャーデビューを果たしたばかりのルーキーは、この試合で痛恨のタイムリーエラーを犯してしまった。

 問題の場面は、エンジェルス2点リードの5回2死二、三塁。レッズの3番エリー・デラクルーズの打球は平凡なファーストゴロに思えたが、正面で差し出したファーストミットで弾き、まさかのファンブル。二塁方向へボールが転々とする間にサードランナーだけでなく、二塁走者もホームへ一気に生還して同点となってしまった。

 信じられないシーンに、エンジェルス番記者らは啞然。メジャー公式サイト『MLB.com』で執筆するレッド・ボリンジャー記者は「新人のノーラン・シャヌエルが5回2死でエラーを犯し、3得点を奪われた」と嘆いた。エンジェルスの地元紙『Los Angeles Times』のサラ・バレンズエラ記者も「なんてことだ…シャヌエルが5回に痛恨の失策。エンジェルスは3点を失った」と頭を抱えたコメントを自身のX(旧ツイッター)に投稿した。

 その後、先発のルーカス・ジオリトがレッズの4番スペンサー・ステアに左翼線への適時二塁打を許し、一気に逆転。試合をひっくり返された。
 
 守備の乱れで痛い敗戦を喫したエンジェルスに、米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者は「シャヌエルの2点タイムリーエラーで同点に追い付かれた。あれがなければ、イニングを終わらせていただろうに」と21歳のミスを紛弾。さらに試合の寸評でも「3対4の結果となったのは、シャヌエルのエラーによる3失点が勝敗を分けた」と厳しく指摘。「エンジェルスは3本のソロホームランを放ったが、他はそれほどでもなかった。61勝65敗。勝率5割を下回り、借金は4つだ」と伝えている。

 トラウト復帰という明るい話題も、自滅で勝利を逃がしてしまったエンジェルス。現地23日はダブルヘッダーが組まれ、第1試合は大谷が今季11勝目を懸けてマウンドに上がる。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】エ軍の新人がポロリ…痛恨の失策

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