ボルティモア・オリオールズの藤浪晋太郎が現地８月23日、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦の９回にリリーフ登板。見事に三者三振に打ち取って、チームの７-０の完勝に貢献している。
  　７点リードで最終回のマウンドを託された藤浪は、２番のボー・ビシェットを160キロのフォーシームで空振り三振に打ち取ると、続く３番のブランドン・ベルトも158キロのフォーシームで見逃し三振。さらに４番のブラジミール・ゲレーロJr.も145キロのカットボールで空振り三振と、ブルージェイズの強力な２、３、４番を連続三振に仕留める圧巻の投球を見せた。

　この圧巻の奪三振ショーを投球分析家の“ピッチングニンジャ”ことロブ・フリードマン氏も注目。丁寧にコーナーを突くピッチングを称賛している。また、フリードマン氏の投稿には、オリオールズのレジェンド、鉄人カル・リプケンJr.の息子で、元選手のライアン・リプケン氏も反応。以前から藤浪の投球に熱視線を送っている同氏は、「そしてこれは彼らの2-3-4番打者に対してだった。ビシェット/ベルト/ゲレーロJr.　フジにとって、やはり一貫性が鍵となる。彼はすべてのロックを解除するところまで来ていると思う」と、見事な制球力で強力な上位打線を牛耳った投球に一定の評価を下している。

　現地20日のオークランド・アスレティックス戦に続き、２試合連続の無失点投球を見せた藤浪。プレーオフ進出に向けて、識者たちからは紛れもない戦力として認識されているようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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