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マンハッタンに届くほどの大ブーイング... 大谷翔平への連夜の申告敬遠に敵地NYメディアも落胆「魔法を期待したファンはまたも失望した」

THE DIGEST編集部

2023.08.27

2安打1打点2盗塁の活躍を見せた大谷。最終回には好機で打席を迎えたが…。(C) Getty Images

 連日連夜の"裏切り"行為に敵地ファンも大ブーイングだ。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地8月26日、敵地シティ・フィールドでのニューヨーク・メッツ戦に2番・指名打者で先発出場。3打数2安打1打点、2四球2盗塁の大活躍でチームの5-3での勝利に貢献した。

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 初回から二塁打で出塁し、先制のホームを踏んだ大谷。第2打席には適時三塁打を放ち、その後味方のタイムリーで生還、今季100得点目をマークした。さらに第3打席は四球で出塁すると、二盗、三盗と決め、今季19盗塁目。右肘の内側側副靭帯損傷で今季の登板はなくなったが、打って走って存在感を見せつけた。

 その大谷に、最終回のエンジェルスの攻撃でも大きな見せ場が訪れる。2死から1番のルイス・レンヒーフォがレフト線への二塁打を放ち、ここで背番号17に打席が回ってきたのだ。しかし、大谷のバッティングを見たいというファンの想いにメッツは応えず、申告敬遠で空いている一塁へ。昨日に続き、最終回の好機に再び同じシーンが繰り広げられた。すると、球場は騒然。エ軍ファンだけでなく、メッツのユニフォームを着たファンまでが立ち上がって大きなブーイングを送った。

 このシーンには敵地ニューヨークのメディアも反応。『New York DAILY NEWS』は「大谷は3打数2安打、二塁打、三塁打、2四球、2盗塁を記録した。9回になんらかの魔法を見られることを期待していたファンは、2夜連続で最終打席で意図的に四球を与えられたことで、またもや失望した」と綴り、ファンの想いを代弁。さらに、「ブーイングがマンハッタンに届くほど大きくなったとき、彼は打席を完全に回避した」と続け、球場の落胆ぶりを表現した。

 僅差の試合では、やはり大谷への警戒が強くなる。今後も好機で同様のシーンが増えていくのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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