藤浪晋太郎（ボルティモア・オリオールズ）がグラウンドで見せたまさかのポーズに、現地メディアも大喜びの様子だ。

　現地８月29日の本拠地で開催されたシカゴ・ホワイトソックス戦は、愛犬同伴が認められている「シンバ・カム」のイベントの日だったようだ。ライオンキングの名シーン、シンバの誕生を民衆に伝えるために空高く掲げられる場面にちなみ、イニング間で行なわれる同イベントでは、観客はそれぞれ愛犬を抱きかかえる。

【動画】「こいつは面白い！」現地記者が爆笑した藤浪の粋なポーズ

　今回、藤浪はこのイベントが実施された際、守護神フェリックス・バティスタのボブルヘッドを空高く掲げた。バティスタは、８月25日のコロラド・ロッキーズ戦で９回にマウンドに上がったが、右肘の違和感を訴え、緊急降板。現在、15日間の故障者リスト（IL）に登録されている。
  　守護神の不在で重い空気が漂うなか同ポーズを披露した藤浪。このサムライの粋な計らいに現地放送局『MASN』は、「私が思うにシンバ・カム・オブ・ザ・イヤーだ！」と爆笑する絵文字を添えて動画をX（旧Twitter）に掲載した。米メディア『Barstool Sports』のRDT記者は、「フジがシンバ・カムの時にフェリックスのボブルヘッドを掲げるなんて信じられない！こいつは面白い！」と反応している。

　現地の好感度を上げた藤浪はこの日、９対１とリードした９回に救援。１回（19球）を投げ、被安打４、２失点で５試合ぶりの失点を許したものの、最後は併殺で試合を締めた。

構成●THE DIGEST編集部

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