打者として躍動を続けるスーパースターに同僚も賛辞を惜しまない。

　現地８月29日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地シチズンズバンク・パークで行なわれたフィラデルフィア・フィリーズ戦に「２番・指名打者」として先発出場すると、２本のタイムリーヒットを放つなど、５打数３安打２打点と活躍。チームが７対12で手痛い３連敗を喫しているなか、11試合ぶりの猛打賞をマークした。

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　先日「右肘靭帯損傷」との診断が下され、今季の登板がなくなったものの、打者専念で出場を続けている大谷。現地30日、フィリーズの地元紙『The Philadelphia Inquirer』は、このニュースに対する“相棒”ローガン・オホッピーのコメントを紹介。投手としてのシーズン終了を悲しみながらも、あらためてその存在に畏敬の念を表している。

　今季初めには、投手の大谷自ら球種を伝達するピッチクロックの使用方法が一部で話題となっていたが、こうしたルーティンに関しては、「とても面白いし、本当にクールだ」と言及。「彼のルーティンはかなりユニークだし、彼にしかできない。ただやりたいからという理由でやる人はいないだろう。これは彼特有のものなんだ」と話した。
  　さらに、「僕はそれを最前列で見られるだけで幸せだ」と続けたオホッピーは、「彼は（エンジェルスの指名打者として）対戦する投手だけでなく、他の９人に関しても頭に入れておかなければならない。本当にクレイジーだ」とコメント。「当然、彼がやっていることに感銘を受ける。一瞬たりとも当たり前だと思わない」と語っている。

　なお、フィリーズに敗れたエンジェルスは、これで今季70敗目。借金は今季ワーストの「７」に膨らみ、ワイルドカード圏内からも12.5ゲーム差と厳しい状況だ。

構成●THE DIGEST編集部

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