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大谷翔平、強烈な二塁打で「9月初安打」を記録するも……チームは地区最下位アスレティックスに完敗

SLUGGER編集部

2023.09.02

大谷が6回、強烈なライト前を放つもチームはアスレティックスに完敗。今のエンジェルスはもはや球界最弱級のチームかも……。(C)Getty Images

 エンジェルスの大谷翔平は現地9月1日、敵地アスレティックス戦に3番・DHでスタメン出場。6回の第3打席に強烈な二塁打を放つなど3打数1安打(1四球)を記録するも、チームは2対9で敗れた。

 ウェーバー経由でルーカス・ジオリトら5人が移籍するなど、"チーム解体"を経て迎えたエンジェルスの9月最初のゲーム。大谷は第1打席はまずファーストゴロ、3回の第2打席ではサードゴロに倒れる。一方、4回にはそれまで無安打ピッチングを続けていた先発のパブロ・サンドバルが打たれ、一気に5点を先制されてしまう。

 そして、大量ビハインドで迎えた6回の第3打席。大谷はインハイのボールを叩いてライト前に強烈な打球を転がして二塁打を放ち、連続試合安打を「4」に伸ばす。その後大谷は三塁まで進むも、後続があっさり倒れて得点はならなかった。
 
 7回にはさらに1点を追加され、直後の8回2死、6点ビハインドで迎えた大谷の第4打席。相手投手のショーン・ニューカムは、外角のカーブを中心に攻めてくる。大谷はフルカウントまで粘った末、結局ピッチクロック違反により四球で出塁する。続くブランドン・デュルーリーが右中間の深いところを破るタイムリーを放ち、大谷は一塁から長躯ホームインして一矢を報いた。

 だが、8回裏には再びアスレティックス打線が爆発。エステウリー・ルイーズの2ランなどで、点差は8点まで広がってしまう。一方、エンジェルスは9回表最後の攻撃で先頭のローンガン・オホッピーからソロ本塁打が飛び出すが、後続が倒れて試合終了。
 
 大谷は右ヒジ故障後も8試合で30打数10安打(打率.333)と中軸にふさわしい成績を残しているが、エンジェルスは再建中で地区最下位に沈むアスレティックスにすらもまったく歯が立たずに終わった。

構成●SLUGGER編集部

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