サイ・ヤング賞受賞者で、MLB殿堂入りも果たしているジョン・スモルツ氏が、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平の復帰に期待を寄せた。米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏のポッドキャスト番組『Flippin’ Bats』で語った。
【動画】MLB公式が配信した大谷の"最新活躍ムービー"!
まずスモルツ氏は近年、投手が肘を負傷するケースが増えていると見ており、大谷に限らず「憂慮すべき状況」だと指摘している。「わたしは10年前から言い続けている。今の投手のトレーニング方法や投球方法は、ますますトミー・ジョン手術を増やすことにつながると。それは誰も望んでいない。さらに今の報酬のシステムも、そういった悪しき状況を作り出していると言えるだろう」
大谷の怪我については、「みんなと同じように、私も残念に思う。それでも彼はマウンドに戻るために全力を尽くすだろう」と投手復帰を期待し、さらに「もし私が球団の人間なら、2つの契約を用意するつもりだ。ひとつは打者としての契約。もうひとつは何らかのインセンティブがついた投手契約だ。肘は治療しなければいけないし、治療せずにはこの先、投げられるようになるとは思えない」とコメントした。
そしてスモルツ氏は大谷の投手寿命を延ばすための選択肢として、「(リリーフに転向する)可能性はあると思う」と、リリーフへの転向についても言及。「ただ、打者として8回や9回に打席に立つことを考えると、(いつ肩をつくるのかなど)難しい面もあるだろう」とも語っている。
「私は大谷がマウンドに戻ってくることを願っているし、投手として挑戦することに期待している。打者と投手を非常に高いレベルでこなす選手だから、ふたたび二刀流を行なえる状況に戻ってもらいたい」
スモルツ氏はアトランタ・ブレーブス、ボストン・レッドソックス、セントルイス・カーディナルスでプレー。先発として長く活躍し、トミー・ジョン手術を経てリリーフに転向。その後、ふたたび先発に復帰した。通算213勝、154セーブ。1996年にサイ・ヤング賞、1996年と2006年に最多勝利、1992年と1996年に最多奪三振、2002年には最多セーブと最優秀救援投手のタイトルを受賞している。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】大谷翔平の代理人、右肘の怪我を説明「二度目のトミー・ジョン手術になるとは限らない。その点はポジティブだ」去就については「答えられない」
【PHOTO】大谷翔平が魅せる喜怒哀楽の厳選ショット30枚!(Part1)
【PHOTO】大谷翔平が魅せる喜怒哀楽の厳選ショット30枚!(Part2)
【動画】MLB公式が配信した大谷の"最新活躍ムービー"!
まずスモルツ氏は近年、投手が肘を負傷するケースが増えていると見ており、大谷に限らず「憂慮すべき状況」だと指摘している。「わたしは10年前から言い続けている。今の投手のトレーニング方法や投球方法は、ますますトミー・ジョン手術を増やすことにつながると。それは誰も望んでいない。さらに今の報酬のシステムも、そういった悪しき状況を作り出していると言えるだろう」
大谷の怪我については、「みんなと同じように、私も残念に思う。それでも彼はマウンドに戻るために全力を尽くすだろう」と投手復帰を期待し、さらに「もし私が球団の人間なら、2つの契約を用意するつもりだ。ひとつは打者としての契約。もうひとつは何らかのインセンティブがついた投手契約だ。肘は治療しなければいけないし、治療せずにはこの先、投げられるようになるとは思えない」とコメントした。
そしてスモルツ氏は大谷の投手寿命を延ばすための選択肢として、「(リリーフに転向する)可能性はあると思う」と、リリーフへの転向についても言及。「ただ、打者として8回や9回に打席に立つことを考えると、(いつ肩をつくるのかなど)難しい面もあるだろう」とも語っている。
「私は大谷がマウンドに戻ってくることを願っているし、投手として挑戦することに期待している。打者と投手を非常に高いレベルでこなす選手だから、ふたたび二刀流を行なえる状況に戻ってもらいたい」
スモルツ氏はアトランタ・ブレーブス、ボストン・レッドソックス、セントルイス・カーディナルスでプレー。先発として長く活躍し、トミー・ジョン手術を経てリリーフに転向。その後、ふたたび先発に復帰した。通算213勝、154セーブ。1996年にサイ・ヤング賞、1996年と2006年に最多勝利、1992年と1996年に最多奪三振、2002年には最多セーブと最優秀救援投手のタイトルを受賞している。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】大谷翔平の代理人、右肘の怪我を説明「二度目のトミー・ジョン手術になるとは限らない。その点はポジティブだ」去就については「答えられない」
【PHOTO】大谷翔平が魅せる喜怒哀楽の厳選ショット30枚!(Part1)
【PHOTO】大谷翔平が魅せる喜怒哀楽の厳選ショット30枚!(Part2)