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プロ野球

近本光司の“死球騒動”に球界OBが言及!ブチ切れの岡田監督に理解を示す「帽子を取って『すみませんでした』と言ってもおかしくない!」

THE DIGEST編集部

2023.09.08

3日のヤクルト戦で死球を受けた近本。(C)THE DIGEST写真部

3日のヤクルト戦で死球を受けた近本。(C)THE DIGEST写真部

 虎党の怒りをプロ野球OBの高木豊氏が汲み取る。

 事の発端は9月3日に行なわれたヤクルト戦だ。7点リードの9回、打席に立った近本光司(阪神)は、3番手左腕・山本大貴から右脇腹付近に死球を受けたのだ。近本は、苦悶の表情を浮かべその場にうずくまると、途中交代を強いられた。

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 複数の報道によれば、阪神の岡田彰布監督は試合後に激怒していたようだ。「呆れるよな。おらんかったんよ、高津(臣吾監督)がベンチに」とヤクルトの指揮官が謝罪の姿勢を示さなかったことに立腹。

 これらを踏まえた高木氏は、自身のYouTubeで「岡田監督の態度は立派だったと思う。やっぱり選手を守るという、他のコーチが行くというよりもリーダーが行かないとそこは。選手がその姿を見たら頼もしく思う。リーダーだったら当然怒るよ。怒らないリーダーなんかいないよ、見てみたいよ」と言及した。

 そして「高津監督がどういう態度だったかは別問題として、どういう態度を取れば収まったのか。戦いで、その中で起きている事故だから、わざとではないと俺は信じている。技術のなさ、そういう投手を(マウンドに)上げているというヤクルトの現状の厳しさ。そういうのもあったと思う。やっぱり技術のある人間は当てない、厳しい所にいっても。そこらへんはちゃんと教えてあげないとこういう問題になる」と指摘する。

 7月の巨人戦でも右脇腹に死球を受けていた28歳。左打者の経験者である高木氏は、「近本の避け方もどうなんだって思うけど、必死に打ちにいくとなかなか(避けるのは)難しい。左投手の時に左打者は逃げたら終わるって思っているから、余計に向かっていくんだよ、(体が)開かないように。その分、反射が遅れて当たったんだろうけど」と近本を慮った。
 
 最後に「昨年は優勝争いをしている時に塩見(泰隆)がデッドボールを当てられた。そしたらヤクルトは激高していたと思う。今年は立場が逆」と語ると、以下のように続けた。

「やっぱり相手が栄光を掴もうとしている時にそういうことをしたなら、(高津監督は)一礼をしておくべき。やっぱり気持ちは分かるでしょ、岡田監督の。高津は2年連続で優勝している監督だし。そのかわいいメンバーが一人怪我で離脱するといった時には、帽子を取って『すみませんでした』と言ってもおかしくないと思う。同じ戦っている仲間として。それがあったらだいぶ違ったと思う」

 不動の1番打者の不在も、連勝を続けている阪神。近本が戻ってきたときには、驚異的な強さを見せてくるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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