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初球から大暴投も5試合連続無失点! 藤浪晋太郎の“進化”を球団OBのリプケン氏が指摘「彼は活路を見出した。見ていて本当に素晴らしい」

THE DIGEST編集部

2023.09.12

6点リードの9回表からマウンドに上がり、無失点に抑えた藤浪晋太郎。(C)Getty Images

6点リードの9回表からマウンドに上がり、無失点に抑えた藤浪晋太郎。(C)Getty Images

 29歳の日本人右腕が好調を維持している。

 現地9月11日、ボルティモア・オリオールズの藤浪晋太郎は、本拠地で行なわれたセントルイス・カーディナルス戦に6番手としてリリーフ登板。6点リードの9回表からマウンドに上がった背番号14は、その1球目に大暴投と不安な立ち上がりとなるも、1安打1四球無失点で試合を締めくくり、チームを11対5の快勝に導いた。

 先頭のノーラン・アレナドに対して、いきなり初球の95.2マイル(約153.2キロ)がすっぽ抜けた藤浪だが、その後は落ち着いた投球を取り戻し、アレナドをレフトフライに打ち取ると、続く代打のリッチー・パラシオスを空振り三振。レフト前ヒットと四球で一、二塁となったが、最後はトミー・エドマンをサードゴロに仕留めた。
 
 こうした藤浪の投球内容を受け、メジャー史上最長の2632試合連続出場という大記録を持つ“鉄人”カル・リプケンJr.氏の息子であり、球団OBとしても知られるライアン・リプケン氏は、今回の試合後に自身のX(旧ツイッター)を更新。「今夜、速球のコマンドに苦しんだものの、彼は活路を見出した」と高評価を下している。

 また、藤浪に強い注目を寄せるリプケン氏は、「投手としてフジナミの進化を目の当たりにしている。見ていて本当に素晴らしい」と続け、「彼は先月から優れた活躍を見せている」ともコメント。5試合連続で無失点と安定感抜群のピッチングを維持する藤浪は、偉大なレジェンドを父に持つ元選手にとっても頼もしい存在のようだ。

 さらに現在、防御率が7.05まで良化している藤浪。今後もどんなパフォーマンスが見られるか楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】藤浪晋太郎、9回に6番手として登板し1安打無失点!

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