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侍ジャパン

U-18侍ジャパン帰国会見「応援してくださった方々がいての初優勝」小林隼翔主将、緒方漣、丸田湊斗、東恩納蒼、前田悠伍が充実した大会を振り返る【U-18W杯】

THE DIGEST編集部

2023.09.12

チームを取りまとめた小林主将。写真:鈴木颯太朗

チームを取りまとめた小林主将。写真:鈴木颯太朗

 悲願の世界一を成し遂げたU-18侍ジャパンが凱旋帰国し、9月11日に記者会見を行なった。主将を担った小林隼翔(広陵)は、「最初からチーム力で勝つということを目標にしてやってきました。選手たちだけじゃなくて、サポートの方、現地で応援してくださった方、日本でテレビ越しに応援してくださった方たちがいての初優勝だったなと、帰国して多くの方に迎え入れていただいたときに実感しましたし、ありがたいと思いました」と感謝の言葉を口にした。

【動画】U-18日本代表が世界一に輝いた瞬間をもう一度チェック!

 大会MVP、ベストナイン、首位打者、最多得点の緒方漣(横浜)は、「多くのサポートや声援だったり、いろいろな方に支えられての賞だと思いますので、支えてくれた方々に感謝したいと思います。(地方大会で敗れて甲子園に出られなかったが、どのような思いでU-18W杯に臨んだのか?)高校3年間、ずっと日本一を目指してやってきましたが、今度は世界一という大きな目標に変わって、チーム結成から悲願の世界一を全員が口にしていたので、自分もすごく燃えていた部分がありました。世界一だけを見て全員でまとまって戦い、本当に世界一を果たせたのですごく喜べましたし、本当に良かったと思います」と心境を明かしている。
 
 夏の全国高校野球選手権大会で優勝し、U-18W杯でも頂点に立った丸田湊斗(慶応)は、「世界一と日本一を獲れたのは僕しかいなかったので、最高の経験をさせていただいて本当に幸せ者だと思います。(どのようなチームだった?)みんな明るくて、優しくて、まとまりがあって。野球だけじゃなくて、これから一生の友達になると思いますし、また次のステップで対戦することもあると思います。大切な仲間ができたので、一生、付き合っていきたいと思います。(長いようで短いこの夏はどんな感じだった?)密度が濃すぎて、自分でも一つひとつ噛み締められていないところがあるので、帰ってから存分に喜びを噛み締めたいと思います」と、ひと夏の幸せな経験を語った。

 オープニングラウンド初戦のスペイン戦で2回を、ベネズエラ戦では4回を無失点に抑え、スーパーラウンド2戦目のプエルトリコ戦では5回完全(5回コールド勝)を成し遂げて、大会ベストナインに選ばれた東恩納蒼(沖縄尚学)は、「自分のやるべきことをしっかりやろうと思って臨んで、いい結果が残せたので良かったと思います。それよりも、このチームで世界一を目標にやってきて、世界一になれたことが一番うれしいと思っています。(ムードメーカーだったが、どんなチームだったか?)最初は緊張感とかあったんですけど、それを和ませて、短い期間だったのでみんな仲良くやろうと思っていました」と充実した大会を振り返った。

 9月3日のオープニングラウンド第3戦のアメリカ戦で5回と2/3、7日のスーパーラウンド第1戦の韓国戦で4回を投げて、いずれも無失点。決勝の台湾戦で完投して優勝投手となった前田悠伍(大阪桐蔭)は、「優勝に導くことだけを心掛けてピッチングしていたので、優勝できて素直にうれしく思っています。世界一はなかなか経験できないと思いますし、それを経験できたことはこれからの野球人生でも大きいと思います。この経験を今後に活かせるかは自分次第だと思います。今大会でいろんな打者と対戦することができました。これからもっといい打者と対戦する機会があると思うので、それに負けないような投球をできるよう高い意識を持って練習していきたいと思います」と、先を見据えたコメントを残した。

構成●THE DIGEST編集部

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