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「非現実的シーズンの証だ」大谷翔平、今季終了もMVPは“確定的”? MLB公式は「満場一致」、米分析会社は「おめでとう!」

THE DIGEST編集部

2023.09.17

今シーズン残り試合の欠場が決まった大谷。(C) Getty Images

 シーズン終了にも"MVP"の声は根強いようだ。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地16日、痛めていた右脇腹の負傷が癒えず、10日間の負傷者リスト(IL)に入り、今季の残り試合に出場しないことが決まった。これで大谷のメジャー6年目のシーズンが終わりを告げた。

 大谷は8月23日のシンシナティ・レッズ戦で右肘を故障し、今季の投手としてのシーズンが終了。打者として出場を続けていたが、9月4日にはフリー打撃中に脇腹を痛め、11試合連続で欠場していた。15日のタイガース戦後にはクラブハウスのロッカーから荷物が運び出され、試合終了後に球場から姿を消している。そして、16日にはペリー・ミナシアンGMから今季残り試合の全休が発表された。

 この発表にファンからはネット上で様々な反応が示されたが、現地メディアも一斉に反応。大谷の今後の展開を予測する報道が多いなか、今季の神がかり的な活躍にスポットを当て、「MVPは確定的だ」とする声も目立っている。

 MLB公式サイト『MLB.com』のサラ・ラングス記者は自身のX(旧ツイッター)で、「オオタニは残りの25試合を欠場するが、おそらくMVPを獲得するだろう。これは非現実的なシーズンの証である」と綴る一方、シーズンのラスト10試合以上を欠場してMVPまたはサイ・ヤング賞を獲得したのは2019年のマイク・トラウト(19試合)、1976年のジム・パーマー(11試合)のふたりだけだと解説を加えている。

 また、米分析会社の『Codify Baseball』は公式Xで「大谷翔平のシーズンが終わった。MVPシーズンおめでとう!」と祝福のコメント。『MLB.com』も、9日のX投稿でMVPの模擬投票を行ない「依然として我々のア・リーグMVPは満場一致だ。大谷翔平が君臨する」と伝えている。

  今季の大谷は135試合でア・リーグ最多の44本塁打、打率.304、95打点の打撃成績を残し、投手としては23試合の登板で10勝5敗、防御率3.14をマークしている。本塁打ランキングでは2位に依然として9本差をつけ、日本人選手として初の本塁打王がかかる。

構成●THE DIGEST編集部
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