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MLB

「大谷翔平を失うのは明らかだ」エンジェルスの来季は“ポスト・オオタニ”になると米メディア予測。チーム再建に必要な3つの動きを提言

THE DIGEST編集部

2023.09.17

今季の残り試合の欠場が発表された大谷。(C) Getty Images

今季の残り試合の欠場が発表された大谷。(C) Getty Images

 現地時間9月16日、ロサンゼルス・エンジェルスは大谷翔平が右脇腹の痛みで負傷者リスト(IL)入りとなり、今季はプレーしないと発表した。シーズン終了を待たずして、「二刀流スター」は戦列から離れることとなった。

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 大谷は今オフ、FAとなることでその去就が注目されており、今回の発表により米国内ではエンジェルスの来季についての具体的な「改革案」が報じられている。

 米スポーツサイト『FANSIDED』は現地時間16日、「ショウヘイ・オオタニが移籍したエンジェルスの次の3つの動き」と銘打ったトピックを配信。その中で「LAがフリーエージェントで彼を失うことは、これまでの経過から明らかだ」と今オフの大谷の移籍を前提とし、来季のチーム立て直しに必要な3つの提言を行なっている。

 来季を「ポスト・オオタニ」というシーズンとして位置付ける同メディアは、一つ目にマイク・トラウトのトレード放出を挙げた。「彼は最近怪我に苦しんでおり、それが打席に影響しているようだが、それでも彼はマイク・トラウトであり、野球界最高の選手の一人である」と評しており、「トラウトと引き換えに獲得した選手は、エンジェルスに明るい未来をもたらす可能性がある」と見通している。

 また二つ目として同じく、守護神カルロス・エステベスのトレードにも言及。同メディアは「コロラドを離れて以来、エステベスはキャリアを好転させ、2023年には初のオールスター選出まで果たした。彼の価値は史上最高に達している」と綴っており、加えて「契約が残り1シーズンしかない」と指摘。その上で「エンジェルスは、ポスト・オオタニ(そしておそらくポスト・トラウト)の状態では競争に勝てないことを考えると、今のうちにエステベスをトレードすべきだ」と主張している。

 三つ目には、「チーム再建には有望な若手選手との長期契約が必要」として、今季台頭した2人の若手、ザック・ネトとノーラン・シャヌエルの契約延長を求めている。同メディアはネトについて「ザック・ネトは22歳の遊撃手で平均以上の野手であり、トップバッターもこなせる」と評価。シーズン後半からメジャー昇格のシャヌエルにも「まだ20試合しか出場していないが、無限の可能性を見せている」と見込みを示している。

 もちろん、大谷の去就についてはまだはっきりとはしていないものの、9月に入ってからのエンジェルスの戦いをみる限り、今オフにやるべきことは極めて多く、来季のチーム再構築も一筋縄ではいかないだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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