MLB

「我々の予想を大きく超えた!」無念の今季終了となった大谷翔平の“天賦の才”に米メディア敬服「二度と出会えないかも」

THE DIGEST編集部

2023.09.18

今季の残り試合欠場が決まった大谷。米メディアが、その功績を改めて称えている。(C) Getty Images

 二刀流戦士の功績が、あらためて脚光を浴びている。

 現地9月16日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が右脇腹痛のため、10日間の負傷者リスト(IL)入りが公表され、今季の残り試合に出ないことが球団から発表された。

 今季も二刀流としてフル稼働した大谷は、メジャー史上初めて2年連続の「二桁勝利&二桁本塁打」という前人未到の大偉業を達成。44本塁打はア・リーグトップを独走し、2位に9本差をつけ日本人初のホームランキングが現実味を帯びている。

 そして、二刀流スターが出場する可能性が完全消滅したなか、米メディア『The Athletic』は一本の記事を配信。大谷の突出した才能について「私たちの当初の予想を大きく超えた。完全に間違いだった」と感服。唯一無二の伝説上の生き物である「ユニコーン」に例え、メジャーリーガー・大谷の進化を、あらためて振り返っている。
 
 同メディアは「当初、彼が二刀流プレーヤーとして通用するほど、メジャーで打てるかどうかについては本当に疑問視していた」と半信半疑だったという。「オオタニはMLBでのキャリアのなかで、投手よりも打者として、より多くの価値を発揮してきた。彼は自分のプレーにさまざまな変化を加えることによって、誰も到達したことのないところまで達した」とし、メジャー移籍後は投手よりも打者として大きく進歩していると強調。次のように分析している。

「メジャー1年目の頃はロングスイングで右投手だけを打ち、4分の1以上を三振に費やしていた男が、いまや出塁率、打率、本塁打でアメリカン・リーグをリードするエリート打者になっている。投手陣は彼を打ち取るために、毎年新しい攻略法を見つけなければならない。オオタニは常に弱点をなくす努力をし、相手に対してアプローチを変えたりしている工夫をしているのだ」

 メジャーの猛者相手に毎年のように鍛錬を積み重ね、より凄みを増している大谷。稀代の二刀流スターへ、『The Athletic』は最後に「ショウヘイ・オオタニは一人しかいない。彼のような選手は、もう二度と出会えないかもしれない」と極上の言葉を贈り、記事を締めくくっている。

 2018年、日本ハムからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を果たした当時23歳の日本人は、いまやMLBを代表するスーパースターに成長し、米メディアから畏敬の念を示されている。

構成●THE DIGEST編集部

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