昨年7月の一軍デビュー以来、黒星がついていなかったオリックスのプロ6年目右腕・東晃平が、今年9月19日の本拠地ロッテ戦でデビュー7連勝の球団新記録を達成した。この勝利でチームは3連勝となり、優勝マジックは2まで減った。最短で20日のロッテ戦に勝利すれば、本拠地・京セラドーム大阪でリーグ3連覇を飾ることになる。
試合前は「いつもやることは一緒なので。いつも通りに1週間やっていて、いい感じで来ているので、そのまま試合に臨みたい。優勝が迫る中、プレッシャーは少しありますけど、チームが勝てるようなピッチングができればと思います」と話していた東。そんな環境下で巡って来た今回の登板には、「めちゃくちゃ喜びがあります」と言い切った。「投げてる時は緊張もない」と言う。
課題は身体の開きで、試合前は「開きが早くて腕が遅れてくることが多くて、決め球の時にそれが出て打たれることが多いので、そこだけは気を付けたい」と話していた東。この登板はいつもに比べると制球で苦しむ場面も見られたが、「少し回の途中でフォームがばらついた部分はありましたが、修正できたので良かった。3回から少しおかしいなと言うのはありましたけど、5回は少し慎重になりすぎた部分がところだけが課題ですかね」と、投げながら修正していったという。粘り強く投げ切って自己最速の155キロもマークするなど、球には力がみなぎっていた。
後半戦に彗星のごとく現れてローテーション入りを果たし、チームの3連覇に大きく貢献しているだけに、投げるたびに自信がついてきている様子。「自信はついてきています。余裕は、どうなんですかね。試合の流れで『よし、いける』という感じになってくるので、入りだけはしっかり集中するようにしています」。他の先発投手陣とも、「みんなどう思ってるかは分からないけど、僕はすごい刺激をもらっている」とケミストリーが起きている。
ファンからも“負けない男”として定着してきた矢先の球団新記録達成。「全然考えてなかったけど、名前が載るのはすごくうれしい。知ってはいましたけど、試合になると勝つことだけ考えているのでよかったと思う」と、あくまでマイペースを貫いての快挙だ。
昨年の優勝の際は舞洲の寮に居たという東。今季は優勝に立ち会えるとあって「すごく嬉しい。ビールは飲まないですけど…」と照れ笑い。この日のような、すべてにおいて緊張感ある試合でも「緊張はあるけど、投げている時はその試合に集中してという感じ。今日が王手かかるとか、そういうのは考えずに自分のピッチングができた」と自負した右腕が、ポストシーズンでも存在感を示すのは間違いない。
取材・文⚫︎どら増田
試合前は「いつもやることは一緒なので。いつも通りに1週間やっていて、いい感じで来ているので、そのまま試合に臨みたい。優勝が迫る中、プレッシャーは少しありますけど、チームが勝てるようなピッチングができればと思います」と話していた東。そんな環境下で巡って来た今回の登板には、「めちゃくちゃ喜びがあります」と言い切った。「投げてる時は緊張もない」と言う。
課題は身体の開きで、試合前は「開きが早くて腕が遅れてくることが多くて、決め球の時にそれが出て打たれることが多いので、そこだけは気を付けたい」と話していた東。この登板はいつもに比べると制球で苦しむ場面も見られたが、「少し回の途中でフォームがばらついた部分はありましたが、修正できたので良かった。3回から少しおかしいなと言うのはありましたけど、5回は少し慎重になりすぎた部分がところだけが課題ですかね」と、投げながら修正していったという。粘り強く投げ切って自己最速の155キロもマークするなど、球には力がみなぎっていた。
後半戦に彗星のごとく現れてローテーション入りを果たし、チームの3連覇に大きく貢献しているだけに、投げるたびに自信がついてきている様子。「自信はついてきています。余裕は、どうなんですかね。試合の流れで『よし、いける』という感じになってくるので、入りだけはしっかり集中するようにしています」。他の先発投手陣とも、「みんなどう思ってるかは分からないけど、僕はすごい刺激をもらっている」とケミストリーが起きている。
ファンからも“負けない男”として定着してきた矢先の球団新記録達成。「全然考えてなかったけど、名前が載るのはすごくうれしい。知ってはいましたけど、試合になると勝つことだけ考えているのでよかったと思う」と、あくまでマイペースを貫いての快挙だ。
昨年の優勝の際は舞洲の寮に居たという東。今季は優勝に立ち会えるとあって「すごく嬉しい。ビールは飲まないですけど…」と照れ笑い。この日のような、すべてにおいて緊張感ある試合でも「緊張はあるけど、投げている時はその試合に集中してという感じ。今日が王手かかるとか、そういうのは考えずに自分のピッチングができた」と自負した右腕が、ポストシーズンでも存在感を示すのは間違いない。
取材・文⚫︎どら増田
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