ボストン・レッドソックスの吉田正尚は現地時間9月19日に行なわれた敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に「4番・レフト」でスタメン出場。3回に2死二、三塁の場面で2点タイムリーを放ち、12試合ぶりの打点を記録した。レッドソックスは吉田の勝ち越し打でリードを奪ったものの、その後失点を重ね、4対6で敗れている。
現在、チームはア・リーグ東地区で最下位、借金も抱え、プレーオフ進出も極めて厳しい状況となった。吉田個人としても一時は3割を超え、リーグ首位にも迫っていた打率が2割8分台にまで下がっている。9月の月間打率も1割台とルーキーイヤーの最終盤を迎え、そのバットが快音を鳴らす機会は明らかに少なくなった。
しかし、打率は現在もリーグ上位の成績となっており、打点も70に乗せるなど、着実に数字を伸ばしてきていることも間違いない。もちろん、ア・リーグ新人王有力候補であることは変わらず、現地メディアでもメジャー1年目としての活躍を大いに称えている。
米メディア『FANSIDED』は現地時間9月19日、レッドソックスでルーキーとして打線を支えている吉田とトリストン・カサズについてここまでの活躍を振り返っており、両選手の成績の比較なども行なっている。
同メディアは「アメリカン・リーグの新人王は1949年に創設されて以来74シーズン、レッドソックスが複数の選手をトップ3に送り込んだのは3回だけである」と綴っており、吉田、カサズが今季の有力候補であると強調。また、それぞれの成績については「いくつかの数字を見てみると、カサズのルーキー・シーズンがヨシダより優れていることがわかる。より高い確率で出塁し、より強く、より遠くへ打球を飛ばし、守備でもヨシダを上回っている」と評した。
その上で「しかし、ヨシダがカサズに勝っている部分に注目することも重要である」として、打率、打点、盗塁数で吉田が上だと記している他、「三振はカサズの126個に対してヨシダはわずか75個」と指摘している。
加えて同メディアは「両選手とも、やり方は違えど貴重な役割を果たしている」と称賛。さらに「レッドソックス・ファンは、今後4~5シーズン、この両選手が大活躍することや、40年以上ぶりにルーキー・オブ・ザ・イヤー投票のトップ3にレッドソックスが2人入る可能性も楽しみにしているはずだ」と2人への期待の言葉を並べた。
新人王レースでもチームメイトと高いレベルで競い合うなど、堂々たる数字を残している吉田。好不調を経験しながらも、多くのファンに強い印象を残すシーズンとなったことは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】フェンス際の打球をキャッチ!吉田の“超美技”をチェック
【画像】侍ジャパンの4番はメジャーでも奮闘! レッドソックスで躍動する吉田正尚を厳選ショットで紹介
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現在、チームはア・リーグ東地区で最下位、借金も抱え、プレーオフ進出も極めて厳しい状況となった。吉田個人としても一時は3割を超え、リーグ首位にも迫っていた打率が2割8分台にまで下がっている。9月の月間打率も1割台とルーキーイヤーの最終盤を迎え、そのバットが快音を鳴らす機会は明らかに少なくなった。
しかし、打率は現在もリーグ上位の成績となっており、打点も70に乗せるなど、着実に数字を伸ばしてきていることも間違いない。もちろん、ア・リーグ新人王有力候補であることは変わらず、現地メディアでもメジャー1年目としての活躍を大いに称えている。
米メディア『FANSIDED』は現地時間9月19日、レッドソックスでルーキーとして打線を支えている吉田とトリストン・カサズについてここまでの活躍を振り返っており、両選手の成績の比較なども行なっている。
同メディアは「アメリカン・リーグの新人王は1949年に創設されて以来74シーズン、レッドソックスが複数の選手をトップ3に送り込んだのは3回だけである」と綴っており、吉田、カサズが今季の有力候補であると強調。また、それぞれの成績については「いくつかの数字を見てみると、カサズのルーキー・シーズンがヨシダより優れていることがわかる。より高い確率で出塁し、より強く、より遠くへ打球を飛ばし、守備でもヨシダを上回っている」と評した。
その上で「しかし、ヨシダがカサズに勝っている部分に注目することも重要である」として、打率、打点、盗塁数で吉田が上だと記している他、「三振はカサズの126個に対してヨシダはわずか75個」と指摘している。
加えて同メディアは「両選手とも、やり方は違えど貴重な役割を果たしている」と称賛。さらに「レッドソックス・ファンは、今後4~5シーズン、この両選手が大活躍することや、40年以上ぶりにルーキー・オブ・ザ・イヤー投票のトップ3にレッドソックスが2人入る可能性も楽しみにしているはずだ」と2人への期待の言葉を並べた。
新人王レースでもチームメイトと高いレベルで競い合うなど、堂々たる数字を残している吉田。好不調を経験しながらも、多くのファンに強い印象を残すシーズンとなったことは間違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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