9年連続でプレーオフ進出を逃したロサンゼルス・エンジェルス。今オフにはフリーエージェント(FA)を迎える大谷翔平の去就がすでにMLB関係者の注目を集めるなか、同じくチームの顔であるマイク・トラウトの今後についても小さくない話題を呼んでいる。
現地9月23日、エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は、チームに欠かせない主砲トラウトの他球団移籍に関して気になるトピックを配信した。同メディアは「トラウトがトレードを要求しない限り、エンジェルスから移籍する可能性は極めて低い」と指摘。2019年に12年総額4億3200万ドル(約482億円)に及ぶ超大型契約を結んだことにより、トレード事態が「単純に複雑すぎる」とも言及している。
そうしたうえで、同メディアは残りの契約を引き受けるといった形でトラウトを獲得できる資金力豊富な5球団をピックアップ。移籍先を大胆に予想している。
まず、ひとつ目に挙げたのはフィラデルフィア・フィリーズ。昨季13年ぶりにワールドシリーズに進出したチームは、「トラウトがおそらく、最も行きたがっている球団であり、常に大金を費やしている」と評す。「大金を使えばトラウトを絶対に引き入れることができる。もし彼がそこに行くことを望むのなら、(オーナーの)ジョン・ミドルトンが断る理由は想像しがたい」と断言。財政面でも、フィリーズ入りは問題ないと見通しを立てている。
次に紹介されているのが、今季ア・リーグ東地区4位に低迷するニューヨーク・ヤンキースだ。「ヤンキースは以前ほど浪費家ではないが、昨シーズンはカルロス・ロドンとの契約で大きな話題を呼んだ。(今季は)久しぶりにプレーオフを逃す可能性が高く、このオフシーズンは来季の巻き返しに向けてモチベーションはあるかもしれない」と大型補強の可能性を示唆する。
さらに、サンフランシスコ・ジャイアンツが続く。「昨年オフ、スター選手探しに奔走して惨敗した」と振り返り、「ジャイアンツは、おそらくショウヘイ・オオタニ獲得に全力を注ぐだろうが、もしそれが失敗した場合、トラウトは悪くないバックアッププランだ」と分析。豊富な資金力を武器に、「彼らのフロントはエンジェルスのスーパースター獲得に非常に飢えている」とスター獲得に並々ならぬ意気込みを綴っている。
同じく大谷獲得レースで『本命視』されているロサンゼルス・ドジャースの動向も注目だ。「ドジャースは以前からオオタニの移籍先有力候補とされてきたが、もし彼が別の行き先を選んだとしたら、どうなるだろうか?」と主張。偉才の獲得にあてようとした資金を急転直下、トラウトに向ける可能性を論じるが、同じエリアを拠点としているため、「トレード実現の可能性は低いかも」と示す。
最後に大穴として挙がったのは、ボストン・レッドソックス。これまでの4球団同様、財政面での障害はないが「同地区最大のライバルが、トラウトのようなスター選手を獲得するのを見たくないだろう」とし、宿敵であるヤンキースへの対抗措置であると理由付けされている。
FA移籍が有力視されている大谷に加え、トラウトも今オフ移籍市場の「主役」となるのだろうか。今オフはエンジェルスを支える両雄の動向が注目される、史上空前のストーブリーグとなりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】今季の”トラウタニ”アベック弾をプレイバック!
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現地9月23日、エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は、チームに欠かせない主砲トラウトの他球団移籍に関して気になるトピックを配信した。同メディアは「トラウトがトレードを要求しない限り、エンジェルスから移籍する可能性は極めて低い」と指摘。2019年に12年総額4億3200万ドル(約482億円)に及ぶ超大型契約を結んだことにより、トレード事態が「単純に複雑すぎる」とも言及している。
そうしたうえで、同メディアは残りの契約を引き受けるといった形でトラウトを獲得できる資金力豊富な5球団をピックアップ。移籍先を大胆に予想している。
まず、ひとつ目に挙げたのはフィラデルフィア・フィリーズ。昨季13年ぶりにワールドシリーズに進出したチームは、「トラウトがおそらく、最も行きたがっている球団であり、常に大金を費やしている」と評す。「大金を使えばトラウトを絶対に引き入れることができる。もし彼がそこに行くことを望むのなら、(オーナーの)ジョン・ミドルトンが断る理由は想像しがたい」と断言。財政面でも、フィリーズ入りは問題ないと見通しを立てている。
次に紹介されているのが、今季ア・リーグ東地区4位に低迷するニューヨーク・ヤンキースだ。「ヤンキースは以前ほど浪費家ではないが、昨シーズンはカルロス・ロドンとの契約で大きな話題を呼んだ。(今季は)久しぶりにプレーオフを逃す可能性が高く、このオフシーズンは来季の巻き返しに向けてモチベーションはあるかもしれない」と大型補強の可能性を示唆する。
さらに、サンフランシスコ・ジャイアンツが続く。「昨年オフ、スター選手探しに奔走して惨敗した」と振り返り、「ジャイアンツは、おそらくショウヘイ・オオタニ獲得に全力を注ぐだろうが、もしそれが失敗した場合、トラウトは悪くないバックアッププランだ」と分析。豊富な資金力を武器に、「彼らのフロントはエンジェルスのスーパースター獲得に非常に飢えている」とスター獲得に並々ならぬ意気込みを綴っている。
同じく大谷獲得レースで『本命視』されているロサンゼルス・ドジャースの動向も注目だ。「ドジャースは以前からオオタニの移籍先有力候補とされてきたが、もし彼が別の行き先を選んだとしたら、どうなるだろうか?」と主張。偉才の獲得にあてようとした資金を急転直下、トラウトに向ける可能性を論じるが、同じエリアを拠点としているため、「トレード実現の可能性は低いかも」と示す。
最後に大穴として挙がったのは、ボストン・レッドソックス。これまでの4球団同様、財政面での障害はないが「同地区最大のライバルが、トラウトのようなスター選手を獲得するのを見たくないだろう」とし、宿敵であるヤンキースへの対抗措置であると理由付けされている。
FA移籍が有力視されている大谷に加え、トラウトも今オフ移籍市場の「主役」となるのだろうか。今オフはエンジェルスを支える両雄の動向が注目される、史上空前のストーブリーグとなりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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