現地時間９月10日に行なわれた「WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」の決勝戦で、日本代表は台湾に２対１で逆転勝利し、世界の頂点に立った。

【動画】相手のミスを誘う！“スモールベースボール”で世界一を掴んだ日本

　先発の前田悠伍（大阪桐蔭）は初回に１点を献上するも、その後は落ち着いたピッチングでスコアボードに０を並べていった。日本打線にチャンスが訪れたのは４回だ。１死二塁で丸田湊斗（慶応）がセーフティーバントを決め、一、三塁のチャンスを生み出した。６番の高中一樹（聖光学院）がこの場面でスクイズ。相手のエラーが重なり一挙に２点を奪った。
  　世界一のタイトルを争う舞台で“スモールベースボール”を見せつけた日本代表。これには台湾紙『聯合報』は、母国を率いた呉柏宏監督の嘆きの声を伝えている。同指揮官は、「まさに日本のスタイルだった。チャンスがあろうとなかろうと、二塁に走者を進める方法を探す。２死であったとしても三塁に走者がいれば得点を狙ってくる」と振り返った。

　そして「我々も良い試合をした。もちろん改善の余地はあるけど」と自国選手の健闘を称えた監督は、「日本のスモールベースボールに不意を突かれ２点を失った」と嘆いた。最後に「今後これにはより一層の注意を払わないといけないが、選手たちはベストを尽くしてくれたと思う」と改めて選手をねぎらった。

構成●THE DIGEST編集部

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