偉才の異次元パフォーマンスが、あらためて脚光を浴びている。
レギュラーシーズンも佳境に入ったメジャーリーグ。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では唯一無二の二刀流でMVPを受賞し、MLBでも投打でチームを牽引した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。しかし、8月に右肘靭帯を損傷。9月には右脇腹負傷のため10日間の負傷者リスト入りし、ひと足早く今季を終了。19日には2度目の右肘手術を受け、回復を図っている。
不本意ながら今シーズンを終えた偉才について、米メディアが今季のパフォーマンスを回顧している。米老舗総合雑誌『The New Yorker』は「ショウヘイ・オオタニは夢だったのか?」と銘打ったタイトルで「今シーズン、彼は野球界最高の打者であり、信じられないことに最高の投手でもあった」と大谷を大絶賛するが、「そして彼は怪我をした」とし、後半戦での負傷離脱を嘆き悲しんでいる。
同誌は7月末のデトロイト・タイガースとのダブルヘッダー第1試合で、大谷がメジャー初完封を挙げた45分後の第2試合に「2番・指名打者」で出場し、2打席連続の37号2ラン、38号ソロを放ちチームを連勝に導いた劇画のような二刀流劇場、メジャー史上初の2年連続「二桁勝利&二桁本塁打」という大偉業を振り返りながら、「野球は瞬間のゲームであり、今シーズン最も記憶に残る瞬間の多くはオオタニのものだ」と、まさに今季は「”ショウタイム”なシーズン」だと断言している。
加えて、「オオタニはまったく別次元に到達し、今日のゲームでは偉大な選手たちや、はるか昔の亡霊たちと競争するのではなく、むしろその先の戦いに身を投じている」とし、大谷の才能は我々の想像を大きく超えるものだと称えている。
記事を執筆したルイーザ・トーマス氏は「レギュラーシーズンが終わり、ポストシーズンがまもなく始まるが、エンジェルスはいつものように、オオタニとスーパースターであるチームメイトのマイク・トラウトの才能を無駄遣いし、トレード期限後にプレーオフ争いから脱落した」と皮肉。MLB屈指の両雄を揃えながら、9年連続でポストシーズン進出を逃したエンジェルスを批判し、記事を締めくくっている。
現地9月30日には、今季のチーム最優秀選手(MVP)と最優秀投手を発表するエンジェルス。試合前にセレモニーと写真撮影が行なわれるのが恒例で、大谷が久しぶりにファンの前で姿を見せてくれそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】投打で異次元のパフォーマンス!2023年の大谷翔平をプレイバック!
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不本意ながら今シーズンを終えた偉才について、米メディアが今季のパフォーマンスを回顧している。米老舗総合雑誌『The New Yorker』は「ショウヘイ・オオタニは夢だったのか?」と銘打ったタイトルで「今シーズン、彼は野球界最高の打者であり、信じられないことに最高の投手でもあった」と大谷を大絶賛するが、「そして彼は怪我をした」とし、後半戦での負傷離脱を嘆き悲しんでいる。
同誌は7月末のデトロイト・タイガースとのダブルヘッダー第1試合で、大谷がメジャー初完封を挙げた45分後の第2試合に「2番・指名打者」で出場し、2打席連続の37号2ラン、38号ソロを放ちチームを連勝に導いた劇画のような二刀流劇場、メジャー史上初の2年連続「二桁勝利&二桁本塁打」という大偉業を振り返りながら、「野球は瞬間のゲームであり、今シーズン最も記憶に残る瞬間の多くはオオタニのものだ」と、まさに今季は「”ショウタイム”なシーズン」だと断言している。
加えて、「オオタニはまったく別次元に到達し、今日のゲームでは偉大な選手たちや、はるか昔の亡霊たちと競争するのではなく、むしろその先の戦いに身を投じている」とし、大谷の才能は我々の想像を大きく超えるものだと称えている。
記事を執筆したルイーザ・トーマス氏は「レギュラーシーズンが終わり、ポストシーズンがまもなく始まるが、エンジェルスはいつものように、オオタニとスーパースターであるチームメイトのマイク・トラウトの才能を無駄遣いし、トレード期限後にプレーオフ争いから脱落した」と皮肉。MLB屈指の両雄を揃えながら、9年連続でポストシーズン進出を逃したエンジェルスを批判し、記事を締めくくっている。
現地9月30日には、今季のチーム最優秀選手(MVP)と最優秀投手を発表するエンジェルス。試合前にセレモニーと写真撮影が行なわれるのが恒例で、大谷が久しぶりにファンの前で姿を見せてくれそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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