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大谷翔平の「WAR10.1」がMLB公式の“2023年の想像を絶するデータ10選”に選出!「オオタニに言及せずにこの記事を書くことはできない」

THE DIGEST編集部

2023.09.26

故障欠場中にもかかわらずア・リーグMVPの最有力候補と見られている大谷。(C)Getty Images

故障欠場中にもかかわらずア・リーグMVPの最有力候補と見られている大谷。(C)Getty Images

 MLB公式は9月25日、「2023年の想像を絶するデータ10選」という記事を配信し、今シーズンのMLBを彩った10の「驚くべき、歴史的な、信じられないデータ」を取りまとめた(データはいずれも現地9月24日時点)。

【動画】MLB公式が配信!2023年の“オオタニ・ハイライト”をチェック!

 そのなかで、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が成し遂げたデータも紹介されている。付けられた見出しは、「怪我に悩まされたショウヘイ・オオタニのWAR10.0(Baseball-Reference版)」。記事の書き出しは、「怪我で今シーズンを棒に振ったとはいえ、オオタニに言及せずにこの記事を書くことはできない」で始まった。

「フルタイムの投手を退き、オオタニは135試合でWAR10を達成した(大谷の2023年のWARは10.1)。135試合での達成は2018年にボストン・レッドソックスでWAR10.7を記録したムーキー・ベッツの136試合を抜く、シーズン最少記録である」
 
 WARとは「Wins Above Replacement」の略。打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価したもので、MLB最低レベルの選手と比べて、どれだけ勝利に貢献したかを示す数値だ。目安として「8.0」でMVPクラス、「5.0」でオールスタークラス、「2.0」でレギュラークラスと見ることできる。今回の記事で使われているBaseball-Reference版は「bWARまたはrWAR」と呼ばれ、FanGraphs版は「fWAR」と呼ばれる。

 大谷は「WAR10.1」という突出した数値を叩き出しているため、シーズン最後の25試合を欠場するにもかかわらず、ア・リーグのMVP有力候補と見られている。データマニアで知られるMLB公式のサラ・ラングス記者によると、「オオタニが終盤の25試合を欠場してMVPを受賞すれば、2019年のマイク・トラウトの19試合欠場を超え、MVP受賞者史上最多の欠場試合数になる」という。

 記事ではほかに、「アトランタ・ブレーブスの驚異的な長打率.501」や「ロイス・ルイス(ミネソタ・ツインズ)の4本のグランドスラム」「サンディエゴ・パドレスの延長戦の成績が0勝12敗」「トレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)の29回連続盗塁成功」「カイル・シュワーバー(フィリーズ)の打率1.97で45本塁打」「35歳のクレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)がチーム最多イニング登板(126回1/3)」などを取り上げている。

構成●THE DIGEST編集部

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