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「例えば3年2億ドル」米メディアが大谷翔平の短期契約を示唆! 移籍先には「本塁打を打ちやすい球場を選ぶ可能性が」

THE DIGEST編集部

2023.09.23

9月19日に右肘を手術した大谷。(C)Getty Images

9月19日に右肘を手術した大谷。(C)Getty Images

 米メディア『FOX Sports』は9月22日、今オフにFAとなる大谷翔平の去就に関する記事を配信した。右肘を手術したことで今季のプレーが終了した状況を説明したうえで、「いずれにせよ、2024年にはどこかのチームのラインアップに名を連ね、2025年にはマウンドに復帰すると予想されている。投手と打者の両面で不可能を可能にする並外れた選手なのは間違いない」と強調。「現時点で負傷者にもかかわらず、MLB市場もっとも騒々しく、最もクレイジーなFA選手と、依然として考えられている」と大谷の市場価値を高く評価した。

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 記事では、まず「29歳のオオタニが次にどこでプレーするのか決める際、彼が何を優先事項にしているのかは分からない――たくさんあるかもしれないが――。西海岸に残りたいのか、競争力のある“勝てるチーム”を望むのか、最大額のオファーを選ぶのか、(二刀流などを)コントロールできる状況を望むのか」と、移籍先を選ぶ際の条件を推測している。

 続けて、そうした条件を詳しく説明した。西海岸という場所については、「MLBでのオオタニの6年から判断すると、太平洋の近くを選ぶかもしれない。西海岸は慣れ親しんでいる場所であり、一年中、快適な気候が彼のプレースタイルに役立つからだ。加えて西海岸のチーム、つまりエンジェルス、ドジャース、パドレス、ジャイアンツ、マリナーズに関わるメディアの目が緩いことも挙げられる。もし東海岸のヤンキース、メッツ、レッドソックス、フィリーズなどでプレーした場合、記者と顔を合わせずに済む可能性は低い」と綴った。

 チームの競争力に関しては、「エンジェルスで一度もプレーオフに出場できなかったため、優勝候補のチームを望むのであれば、地理的な場所は妥協しないといけないかもしれない。オオタニがエンジェルスに加入した2018年以降、毎年のように10月にプレーできるチームは、ドジャース、ブレーブス、アストロズ、レイズ、以前のヤンキースなど、ほんの一握りだ」と説明している。
 
 最大額のオファーを望む場合は、「メッツのオーナー、スティーブ・コーエンのオファーを上回れる者は誰もいないだろう。メッツの2024年の方向性は、誰が監督になるのかも含めてまだ不透明だが、MLB関係者の多くは依然として大谷を巡る争奪戦の主役はコーエンになると予想している」と記した。

 起用法に関するコントロールの面では、「移籍先の球団によっては、アナハイム時代と同じ量の無制限のパワーを手に入れることはできないかもしれない」とし、「例えばドジャースは選手起用のコントロールを妥協しない。そうした規律が、11年連続プレーオフ出場という結果につながっている」と説明している。

 手術した右肘のリハビリに直面している状況も踏まえ、同メディアは「次の契約については、期間の長さや金額にも影響を与えるだろう」とし、「2024年に投げないことを考えれば、オオタニがふたたび(二刀流として)FA市場に戻る前に自身の価値を高めるため、例えばオプトアウト付きの3年2億ドル(約297億円)のような短期契約を選ぶ可能性もある」と指摘。「本塁打を打ちやすい球場のチームを選ぶことで、打撃の才能をより強調でき、今季の44本よりも数字を伸ばせるかもしれない」と伝えた。

「右肘の怪我によって、5億ドル(約741億円)に近い額でのオファーは、もはや確実とは言えない。(短期契約によって)金額が下がれば、より多くの球団が争奪戦に参入する可能性もある」と分析。同メディアは、「価格がどのくらいになるのか、ブレーブスやアストロズのような強豪チームが常識の範囲を超える行動を起こすのか、資金力のあるメッツと本命と言われるドジャースのオファー額には、どれほどの差が出るのか。肘を負傷したことでオオタニはFA市場に多くの疑問を呼び起こし、そしてより多くの選択肢を作った可能性がある。どの球団にも可能性はあるだろう」と記事をまとめている。

構成●THE DIGEST編集部

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