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川上憲伸氏、打者専念の大谷翔平は“70本”狙えると指摘! 今季ベストHRには「わざわざ逆方向へ」運んだ21号を選出

THE DIGEST編集部

2023.09.28

来季は打者に専念する大谷に、川上氏は異次元の数字を期待した。(C) Getty Images

 元中日ドラゴンズ、アトランタ・ブレーブスの川上憲伸氏が9月27日、ABEMAで配信されたMLB中継にゲスト出演し、今季の大谷翔平が放ったホームランの中で最も印象深い一発について語った。

「解説陣が選ぶ大谷翔平ベストホームラン」のコーナーで登場した川上氏は、今季の大谷のホームラン量産の要因について「良い意味で強引なスイングというか、完全にホームラン狙いのスイングがよく目立つようになってきた」と言及。そのうえで、ベストホームランには6月15日のレンジャーズ戦で放った21号ホームランを選んだ。

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 レンジャーズの左腕ウィル・スミスの151キロ速球を左中間スタンド2階席へ叩き込んだ豪快な一発に、川上氏は、「テキサス戦はバッティングが充実していた。(2日前の)19号も逆方向へのホームランでこれも凄いなと思ったが、この時は右ピッチャー。21号は左投手だったにもかかわらず、真ん中周辺の球をわざわざ逆方向へあそこまで打ったというところに、すごく驚いた」と選出の理由を語った。

 さらに川上氏はピッチャーの立場から見た21号ホームランの凄みについて、「すごく"やられた"感のある打球。ほぼ真ん中周辺で、引っ張ろうと思ったら引っ張れる球を、敢えて逆方向のしかも一番深いところまで。打った瞬間にバットを軽く投げる余裕というのが、なんとも言えない」と表現した。

「こんなパワーヒッター、アメリカでも見たことない」と脱帽した様子の川上氏は、来季の大谷について期待することを問われると、「これ以上ないでしょ(笑)」と苦笑い。来季はバッターに専念すれば、70本塁打や50盗塁、首位打者、三冠王も狙えるのではないか、と異次元の活躍を期待していた。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】川上憲伸氏がベストHRに選んだ大谷翔平の特大21号アーチ!

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