現地10月4日、米放送局『Fox Sports』の名物アナリストであり、ポッドキャスト番組「Flippin' Bats」のホストを務めるベン・バーランダー氏は、『The 2023 Flippy Awards』と題した特集を掲載。16のカテゴリーで独自の賞を設けて発表しており、その2部門で大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の名前が挙がっている。
まず、今季の「ベストモーメント(最高の瞬間)」として挙げられたのは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で実現した屈指の名勝負、大谷翔平vsマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)のガチンコ勝負だ。この試合で大谷は、日本が1点リードした9回にマウンドへ上がると、あと1アウトで3大会ぶりの世界一奪還という、これ以上ない最終局面で盟友トラウトと直接対決。フルカウントから投じた渾身のスイーパーはアウトコースに大きく曲がり空振り三振に仕留め、侍ジャパンの優勝を決めた。
稀代の大谷マニアとして知られるバーランダー氏は、「まさに映画のようだ」と書き始め、「WBCを迎えるにあたって我々は、すでにこの対戦を最高にクールなものとして思い描いていたが、実現する確率はとても低かった」と記述。「これまでの野球史で最も記憶に残る打席のひとつ。永遠に語り継がれるだろう」と振り返っている。
さらに記事内では、両リーグを通じたMVPに大谷を選出。「見たこともないような最高の個人シーズンになるのを妨げたのは、8月の怪我だけだ」と指摘すれば、「結局フルシーズンではなかったが、間違いなく史上最高のひとつに違いない」と絶賛しており、なかでも注目しているのは、現地7月28日に行なわれたデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーだ。
その第1試合でメジャー初完封(1安打)を達成し、第2試合で2打席連続ホームランを放っている大谷。「1安打の完封勝利を収めたサイ・ヤング級の投手であり、どんな左打者よりも強烈なレフト方向へのアーチを記録している球界きってのスラッガーだ。完封試合の日、彼はダブルヘッダーの残り半分で2本塁打を打った!」と興奮気味に綴っていた。
バーランダー氏が指摘したように、投打で異次元のシーズンを送り、ラスト25試合は故障で欠場しながらも日本人初の本塁打王を獲得した大谷。周知の通り来季は打者専念のシーズンとなるが、偉才が打ち立てた今季の輝かしい金字塔は色あせない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】WBC史に残る歴史的名勝負!大谷翔平vsトラウトをもう一度!
【動画】祝・日本人初HR王!投打で異次元のシーズンを送った大谷翔平をチェック
【関連記事】「大谷がMVPなんてあり得ない!」米識者の発言にファンは「史上最悪の見解」と猛反発!「受賞に値しない」とした言い分とは?
まず、今季の「ベストモーメント(最高の瞬間)」として挙げられたのは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で実現した屈指の名勝負、大谷翔平vsマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)のガチンコ勝負だ。この試合で大谷は、日本が1点リードした9回にマウンドへ上がると、あと1アウトで3大会ぶりの世界一奪還という、これ以上ない最終局面で盟友トラウトと直接対決。フルカウントから投じた渾身のスイーパーはアウトコースに大きく曲がり空振り三振に仕留め、侍ジャパンの優勝を決めた。
稀代の大谷マニアとして知られるバーランダー氏は、「まさに映画のようだ」と書き始め、「WBCを迎えるにあたって我々は、すでにこの対戦を最高にクールなものとして思い描いていたが、実現する確率はとても低かった」と記述。「これまでの野球史で最も記憶に残る打席のひとつ。永遠に語り継がれるだろう」と振り返っている。
さらに記事内では、両リーグを通じたMVPに大谷を選出。「見たこともないような最高の個人シーズンになるのを妨げたのは、8月の怪我だけだ」と指摘すれば、「結局フルシーズンではなかったが、間違いなく史上最高のひとつに違いない」と絶賛しており、なかでも注目しているのは、現地7月28日に行なわれたデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーだ。
その第1試合でメジャー初完封(1安打)を達成し、第2試合で2打席連続ホームランを放っている大谷。「1安打の完封勝利を収めたサイ・ヤング級の投手であり、どんな左打者よりも強烈なレフト方向へのアーチを記録している球界きってのスラッガーだ。完封試合の日、彼はダブルヘッダーの残り半分で2本塁打を打った!」と興奮気味に綴っていた。
バーランダー氏が指摘したように、投打で異次元のシーズンを送り、ラスト25試合は故障で欠場しながらも日本人初の本塁打王を獲得した大谷。周知の通り来季は打者専念のシーズンとなるが、偉才が打ち立てた今季の輝かしい金字塔は色あせない。
構成●THE DIGEST編集部
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