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FAの大谷翔平に対してエンジェルスは「自分たちが最高の着地点だと示すのは難しいだろう」と米メディア指摘

THE DIGEST編集部

2023.10.10

米メディアは大谷が「勝てるチーム」を求めると予想。エンジェルス残留の可能性は低いと見ている。(C)Getty Images

 現地10月9日、米メディア『The Athletic』は、「プレーオフに進出していないメジャー18球団のランキング」とのタイトルで特集を掲載。大谷翔平らスター選手を擁しながらも、今季73勝89敗でアメリカン・リーグ西地区4位に沈み、先日フィル・ネビン監督の退任が発表されたロサンゼルス・エンジェルスは、そのなかで14位に選出されている。

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 今回記事を執筆したのは、かつてシンシナティ・レッズ、ワシントン・ナショナルズでゼネラルマネージャー(GM)を務め、同サイトのコラムニストとして活動しているジム・ボーデン氏。まずは、「監督退任で今オフが始まるエンジェルスは、近いうちにオオタニに別れを告げそうだが、オープンマーケットに出たら再契約へ積極的に働きかけるだろう」と記述した。

 加えて、今オフにフリーエージェント(FA)となる大谷については、「FAで勝利を求めると予想されている」と綴り、「彼とともに6年間シーズン負け越しを喫したエンジェルスは、自分たちが最高の着地点だと示すのは難しいだろう」とチームの現状を分析。こうした点を踏まえて同メディアは、エンジェルス残留の可能性は低いものとして見ているようだ。
 
 また、ノーラン・シャヌエル、ザック・ネト、ローガン・オホッピーといった若手の台頭に触れれば、「24年シーズンに向けてポジティブな要素がいくつかある」と言及し、「健康を維持できればの話だが、彼らにはまだ、マイク・トラウトというベストプレーヤーの一人がいる」と主砲の存在にも注目。その上で最後は、次のような厳しいコメントで締め括った。

「ただ、このチームは並以下のメジャーリーガーが多く、ファームシステムも球界ワーストの一つだ。エンジェルスはトレードの余力がなく、あと3年で総額1億1500万ドル以上の契約を残しているアンソニー・レンドーンを含め、多くの不良債権を抱えている」

構成●THE DIGEST編集部

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