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侍ジャパン

「東京の屈辱を晴らす好機だ!」IOCに提出された野球の“五輪種目復活案”に韓国も大注目!「我々はアジア大会で自信を得た」

THE DIGEST編集部

2023.10.12

WBCでまさかの早期敗退を余儀なくされた韓国代表。その後の世代交代は着実に進んでいるようだ。(C)YONHAP NEWS/AFLO

WBCでまさかの早期敗退を余儀なくされた韓国代表。その後の世代交代は着実に進んでいるようだ。(C)YONHAP NEWS/AFLO

 現地10月9日、2028年ロサンゼルス五輪の大会組織委員会はIOC(国際オリンピック委員会)に対して、5つの競技を追加する旨の正式文書を提出した。野球・ソフトボール、クリケット、フラッグフットボール、スカッシュ、そしてラクロスの5競技である。

 やはり日本のスポーツファンにとってより関心度が高いのは、どちらも東京五輪で金メダルを獲得した野球とソフトボールの復活だろう。今月12日からインド・ムンバイで行われるIOCの理事会と総会で協議され、16日に成否が決まる予定だ。もし復活となれば、東京五輪以来の2大会ぶりで、野球に関して言えばMLBのおひざ元であるアメリカ開催のため、メジャーリーガーたちの参加も期待されている。

 五輪での野球復活報道に歓喜したのは韓国も同様だ。スポーツサイト『Sportal Korea』は「東京五輪でメダルなしに終わった屈辱を晴らす好機となるか」と銘打ち、次のようにレポートしている。

「世代交代が進む韓国野球界にとって、ロス五輪での野球復活は良いモチベーションになりそうだ。2008年の北京五輪で9戦全勝という伝説を残した韓国野球だったが、21年に野球が復活した東京五輪では3勝4敗でメダルなしの屈辱を味わった。さらに今年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では1次ラウンド敗退という衝撃的な結果に直面する。世代交代に拍車をかけたのだ」
 
 一方で、先日閉幕したアジア大会では見事に金メダルを獲得。「グループステージで台湾に一度は敗れたが、決勝で雪辱を果たして優勝を飾った。アジア大会を通じて韓国野球は20代前半の若い選手が国際舞台で活躍できるという自信と貴重な経験を得た」と評している。

 サムライジャパンも再始動する。11月には「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」が東京ドームで開催され、オーストラリア、台湾、韓国との総当たり戦を繰り広げる。2024年にはプレミア12があり、26年にはふたたびWBCが行なわれる。ロス五輪に至るまでの国際大会からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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