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侍ジャパン

「惨劇は免れたが...」韓国メディアが惜敗の侍・社会人代表を称賛! 野球日韓戦の辛勝に安堵も「プロいない相手に主導権握れず」と酷評【アジア大会】

THE DIGEST編集部

2023.10.06

韓国打線を相手に5回2/3を投げ8奪三振1失点の好投を見せた嘉陽。写真:アフロスポーツ

韓国打線を相手に5回2/3を投げ8奪三振1失点の好投を見せた嘉陽。写真:アフロスポーツ

 中国・杭州で開催されているアジア競技大会の野球は10月5日、スーパーラウンドの第1戦が行なわれ、侍・社会人代表で今大会に挑む日本は韓国に0-2で惜しくも敗れた。

 日本は先発の嘉陽宗一郎が25歳以下の若手プロ選手で構成される韓国を5回まで無失点に抑える好投を見せた。しかし、6回に犠牲フライで先制点を許すと、8回にも追加点を奪われ、打撃陣は韓国の継投に封じ込まれた。
 
 今大会2敗目を喫し、決勝進出は難しくなった日本だが、韓国メディアからは、日本のチーム力の高さや選手の質の高さを称える声が上がっている。『朝鮮日報』の公式サイトは「韓日戦で貴重な勝利を手にした。6日の中国戦に勝てば決勝進出の可能性が高まる」と大会4連覇への期待をかけた一方で、「幸いにも勝利を掴んだが、全体的な試合の流れは良くなかった」とも記述。全打点を挙げたノ・シファンの活躍で「なんとか惨劇を免れた」と安堵しつつも、日本の先発投手だった嘉陽をなかなか打ち崩せず、「分析よりもいい球が来ていた。韓国に来てもトップ級の投手に入るほど良かった」(ノ・シファン)という選手の談話も紹介し、苦戦を伝えた。

 また同メディアは日本の社会人野球について「いわゆる韓国の同好会野球ではない。社会人野球からプロへ進出するケースも多い」と現状を伝えるとともに「KBOリーグの若い強打者を驚かせた嘉陽の好投は、日本の社会人野球のレベルがどれだけ高いかを見せた」と、その健闘ぶりを讃えている。

 さらに、『中央日報』も接戦の末に2-0で日本に勝ったことを伝える一方で、「韓日戦に勝利しても後味は良くなかった」と、やはり内容には不満げ。「韓国はプロ選手が一人もいない日本を相手に、試合を通して主導権を握れなかった」とネガティブな評価を下している。

構成●THE DIGEST編集部
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