MLBを代表するレジェンドが異次元のシーズンを送った偉才に感服だ。
米放送局『Fox Sports』のアナリストで、メジャー屈指の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)マニアとして知られるベン・バーランダー氏。先日、同氏のポッドキャスト番組『Flippin' Bats』にニューヨーク・ヤンキースの主将として活躍したデレク・ジーター氏がゲスト出演。番組内でジーター氏が、今季の大谷について言及する場面があった。
ジーター氏はヤンキースひと筋で20年間プレーし、歴代6位の通算3465安打を記録。華麗なプレースタイルとともに、ここぞという場面で無類の勝負強さを発揮したヤンキースの背番号2は、絶大なキャプテンシーでチームをまとめ上げ、5度のワールドシリーズ制覇に導いた。2020年には資格1年目で野球殿堂入りを果たしている。
バーランダー氏が「球界屈指のクラッチプレーヤー(チャンスに強い選手)であり殿堂入りもしている、あなたにお聞きしたい。ショウヘイ・オオタニが打者としてプレーしたあと、マウンドで投手としてプレーしていることについてどう思いますか?」と問われると、「彼はユニコーンです」と評し、現実離れした唯一無二の存在だと賛辞を述べた。
加えて、「素晴らしいバッターであり、勝敗を左右するような大事な局面で最高のプレーを発揮できる選手、素晴らしいピッチャーになるだけでも大変なことだ。その両方をこなせるというのは、とても凄いことだと思う」と称賛の言葉を並べ立てた。
ジーター氏の論評は止まらず、「彼を表現する形容詞が尽きてしまうね。本当に見ていて楽しいよ」と笑顔で語り尽くした。「残念なことに彼は怪我をしてしまったが、また復帰して投手と打者の両方をこなせるようになってほしいね」と願い、再び二刀流でグラウンドを駆け回る姿に期待を寄せた。
同氏は今季の大谷による最も印象に残った場面について、7月末に敵地で行なわれたダブルヘッダー(デトロイト・タイガース戦)を挙げている。「オオタニはこの夏、ダブルヘッダーの第1戦で(メジャー初の)1安打完封を飾り、第2戦でホームランを2本も打った。前代未聞だよ」と呆れるほど、二刀流での驚愕パフォーマンスに舌を巻いたという。
さらに同氏は、「先発投手が4日間休みをもらうのには理由がある。君のお兄さん(ジャスティン・バーランダー)に聞いても分かるように身体を休め、次の登板に備える必要がある」と説明し、大谷がいかに球界の常識からかけ離れた凄みをやっているのかを強調した。
終盤、バーランダー氏が「(二刀流は)持続可能だと思うか?」と問いかけると、ジーター氏は「彼が怪我をしてしまった今、答えるのは簡単だ。でもファンの立場からすると、また(二刀流を)見たいからそう願っているよ」とコメントするにとどめた。
偉大なレジェンドから二刀流継続を期待される大谷。来季は打者に専念するが、2025年以降の「二刀流復活」に日米野球ファンからの関心は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部
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ジーター氏はヤンキースひと筋で20年間プレーし、歴代6位の通算3465安打を記録。華麗なプレースタイルとともに、ここぞという場面で無類の勝負強さを発揮したヤンキースの背番号2は、絶大なキャプテンシーでチームをまとめ上げ、5度のワールドシリーズ制覇に導いた。2020年には資格1年目で野球殿堂入りを果たしている。
バーランダー氏が「球界屈指のクラッチプレーヤー(チャンスに強い選手)であり殿堂入りもしている、あなたにお聞きしたい。ショウヘイ・オオタニが打者としてプレーしたあと、マウンドで投手としてプレーしていることについてどう思いますか?」と問われると、「彼はユニコーンです」と評し、現実離れした唯一無二の存在だと賛辞を述べた。
加えて、「素晴らしいバッターであり、勝敗を左右するような大事な局面で最高のプレーを発揮できる選手、素晴らしいピッチャーになるだけでも大変なことだ。その両方をこなせるというのは、とても凄いことだと思う」と称賛の言葉を並べ立てた。
ジーター氏の論評は止まらず、「彼を表現する形容詞が尽きてしまうね。本当に見ていて楽しいよ」と笑顔で語り尽くした。「残念なことに彼は怪我をしてしまったが、また復帰して投手と打者の両方をこなせるようになってほしいね」と願い、再び二刀流でグラウンドを駆け回る姿に期待を寄せた。
同氏は今季の大谷による最も印象に残った場面について、7月末に敵地で行なわれたダブルヘッダー(デトロイト・タイガース戦)を挙げている。「オオタニはこの夏、ダブルヘッダーの第1戦で(メジャー初の)1安打完封を飾り、第2戦でホームランを2本も打った。前代未聞だよ」と呆れるほど、二刀流での驚愕パフォーマンスに舌を巻いたという。
さらに同氏は、「先発投手が4日間休みをもらうのには理由がある。君のお兄さん(ジャスティン・バーランダー)に聞いても分かるように身体を休め、次の登板に備える必要がある」と説明し、大谷がいかに球界の常識からかけ離れた凄みをやっているのかを強調した。
終盤、バーランダー氏が「(二刀流は)持続可能だと思うか?」と問いかけると、ジーター氏は「彼が怪我をしてしまった今、答えるのは簡単だ。でもファンの立場からすると、また(二刀流を)見たいからそう願っているよ」とコメントするにとどめた。
偉大なレジェンドから二刀流継続を期待される大谷。来季は打者に専念するが、2025年以降の「二刀流復活」に日米野球ファンからの関心は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部
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