10月18日のクライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージの第１戦が開幕。セ・リーグは18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神が４対１で広島を下し、初戦を白星で飾った。

　最優秀防御率のタイトルを獲得した村上頌樹が先発マウンドに上がった。4回に犠牲フライで先制点を許した右腕だが、その裏、頼もしきルーキー森下翔太から一発が飛び出し、すぐに同点に追いついた。

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　５回には村上と近本光司のタイムリーで3点の勝ち越しに成功。３点のリードを守ったまま最終回を迎えた阪神は、守護神の岩崎優が3者連続三振を奪い、きっちり試合を終わらせた。

　白星スタートを切ったチームに歓喜の声が上がるとともに、もうひとつ、球場運営を“陰で支えたファン”が試合後に話題になった。ゲームセット後、多くのファンが球場を後にするなか、とある虎党が黙々とビジター席に落ちているゴミを集めていたのだ。
  　その様子がSNSで拡散されると、「阪神ファンの鑑や」「阪神ファン最高です」「マジで尊敬する」「素晴らしすぎる！」「いい話やなぁ」などと阪神ファンのみならず、他球団ファンからも称賛の声が相次いだ。

　リーグ優勝のアドバンテージを加え２勝とした阪神。19日も勝てば、日本シリーズに王手となる。

構成●THE DIGEST編集部

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