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大谷翔平orホアン・ソト「スーパースターをひとり獲得できるならどっちが最適?」メッツ専門メディアが思案「非現実的かもしれないが…」

THE DIGEST編集部

2023.10.25

メッツ専門メディアが補強候補に挙げた大谷とソト(右)。(C)Getty Images

 ニューヨーク・メッツ専門メディア『Rising Apple』は10月24日、「メッツはショウヘイ・オオタニと契約するのと、ホアン・ソトをトレードで獲得するのと、どちらがよい選択なのか」と題した記事を配信した。

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「大富豪オーナーのスティーブ・コーエンが有する潤沢な資金は、メッツにとって大きな武器」と記した同メディアは、「このオフシーズンは、真のスーパースターをロースターに加える機会になるかもしれない。ひとりはFAのオオタニ(エンジェルス)で、もうひとりはトレード候補のソト(パドレス)だ」と2人の名前を挙げ、「非現実的かもしれないが」と断ったうえで、「もし契約できるなら、どちらがより適しているのか?」と話を展開した。

 大谷に関しては、「二刀流としてプレーできるのはオオタニの他にはいないし、FAだから金額だけで契約できる。対価として有望な若手を差し出すこともない」という前向きな理由を挙げ、さらに「パワーヒッターのDHに加えて、2025年以降は肘が回復していれば先発投手としても期待できる」と長期的なメリットを強調した。

 それでも短期的な目線で見れば、「23年シーズンの終盤に肘を負傷して24年の登板が不可能になるまでは、メッツの明らかなターゲットだった。しかし現状では、それほど明確な補強候補ではない」と記述したように、打者だけの"ワンウェイ"であれば、他にも適任者がいるという。
 
 その筆頭が、実際にトレードでの放出が盛んに報じられているソトだ。「29歳のオオタニに比べてソトは25歳と4歳も若い。メッツの陣容を見る限り、外野の両翼を守れる左利きのスラッガーが必要だ。補強ポイントの点では、20代半ばのスーパースターのほうがマッチするだろう。ソトは毎シーズンのようにMVP候補に挙がる選手ではないが、実力は本物だ」と、長きに渡って攻守に貢献できるソトのメリットを語っている。

 しかし、獲得する場合のデメリットもある。「ソトを獲得するにはトレードになるため、トッププロスペクトの何人かを送り出さなければいけないだろう。何の見返りもなければ、パドレスはトレードに応じない」と伝え、それでも「もしメッツが本当にソトを必要と考えるなら、全力で獲得に乗り出すべきだ」と主張した。

 大谷とソト。2人のスーパースターのうち、メッツはどちらを獲得したほうがいいのか。「結論はソトだ。オオタニから得られるメリットよりも、ソトに今後10年間の活躍を期待するほうがはるかにメリットはあるだろう。プロスペクトを犠牲にしてでも、獲得に動くのはソトのほうが適している」と話をまとめている。

 記事の初めに「非現実的かもしれないが」と断わりを入れているが、しかし超金満のメッツが今オフに大きな話題を提供するかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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