10月26日に行われたドラフト会議で、日本ハムが細野晴希（東洋大）を外れ外れ１位で指名し、ロッテとの競合を制して交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。

【名前】細野晴希（ほその・はるき）
【生年月日】2002年２月26日（21歳）
【出身地】東京都
【身長／体重】180cm／87kg
【守備位置】投手
【投打】左投左打
【経歴】東亜学園高→東洋大

【2023ドラフト候補ランキング最終版｜１～10位】東洋大・細野、青山学院大・常広、国学院大・武内...１位は果たして＜SLUGGER＞
  　今年のドラフト候補で最速のスピードを持つ男だ。侍ジャパンU-18壮行試合で計測した最速158キロは、常広羽也斗(青山学院大)や西舘勇陽（中央大）ら他の“東都六人衆”と比べても頭一つ抜けている。この試合では、全13球のうち４球が156キロ以上を計測した。

　しかも、ただ速いだけの投手ではない。スライダーを中心にカーブ、カットボール、スプリッター、チェンジアップを投げ分けるなど球種も豊富。特にスライダーはプロのスカウトも口をそろえて称賛するレベルだ。

　待望の一部昇格を果たした今年の秋は、９月22日の日大戦で８回無失点９奪三振と力投して一部昇格後初勝利。コントロールを乱して自滅する場面が散見されるなど、粗削りなところも残っているが、ポテンシャルの高さは今年のドラフトでもおそらく最高。外れ外れ１位となったのは意外だが、プロで才能を全面的に開花させることができるか注目だ。

構成●SLUGGER編集部
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