10月26日に行われたドラフト会議で、巨人が西舘勇陽（中央大）を１位で指名し、日本ハムとの競合の結果、交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。

【名前】西舘勇陽（にしだて・ゆうひ）
【生年月日】2002年３月11日（21歳）
【出身地】岩手県
【身長／体重】183cm／79kg
【守備位置】投手
【投打】右投右打
【経歴】花巻東高→中央大

【2023ドラフト候補ランキング最終版｜１～10位】東洋大・細野、青山学院大・常広、国学院大・武内...１位は果たして＜SLUGGER＞ 　この秋のリーグ戦で、西舘はまさに“無双”と言っていい活躍を見せた。８先発で防御率1.11、特に10月11日の日大戦では、自己最多13奪三振で２安打完封勝利を挙げるなど、支配力は“東都６人衆”の中でも随一だった。

　その原動力となっているのが、クイック気味のフォームから投げる最速155キロのストレートと切れ味鋭いカットボール、フォークだ。プロスカウトの評価は「パワーピッチャー」との声が大勢を占めるが、変化球の引き出しも多いと言われていて、全体的な完成度は高い。

　今やプロの大エースとして活躍する佐々木朗希（ロッテ）の大船渡高３年時、夏の岩手県大会決勝で対戦したのが、当時花巻東のエースだった西舘だ。この試合では佐々木が登板を回避したが、それでも因縁は因縁。プロでの直接対決に期待したい。

構成●SLUGGER編集部

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