10月26日に行われたドラフト会議で、ロッテが上田希由翔（明治大）を外れ１位で指名し、交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。

【名前】上田希由翔（うえだ・きゅうと）
【生年月日】2001年８月12日（22歳）
【出身地】愛知県
【身長／体重】183cm／93kg
【守備位置】内野手
【投打】右投左打
【経歴】愛産大三河高→明治大

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  　大学球界では最も完成度の高い左打者だ。１年春から４番を担い、東京六大学野球リーグ戦通算83試合で現役トップの96安打を積み上げ、74打点は歴代４位。現役時代に巨人でプレーした福王昭仁コーチの薫陶を受け、小さな足の上げ幅で内外角にも緩急にもうまく対応できる。確実性に加えて選球眼も備えながら、放ったホームランは10本を数え、８月の侍ジャパンＵ－18壮行試合では右中間へ特大のアーチを放った。

　ただ、ドラフト前の最後のシーズンである今秋は打撃の調子が上がり切らずに、それまで３季続いていた優勝を逃した。明治大史上歴代最多打点に名を刻んでも「大事な場面で打てなかったら意味がない」。その悔しさをプロの舞台で晴らせるか。

構成●SLUGGER編集部

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