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「今の彼はどの球団でも行く」エ軍前監督ジョー・マッドン氏が大谷翔平の去就に言及。専門メディアは師弟関係を回想「二刀流の可能性を倍増させた」

THE DIGEST編集部

2023.10.27

今季のシーズンMVPが有力視される大谷。オフの去就にも注目が集まる。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は今オフFAとなり、多くのメジャー球団が獲得を目指すものと予想されている。ワールドシリーズ終了後、間もなく解禁となる各球団との交渉がスタートすると、「二刀流スター」が再び球界の話題の中心となることは間違いないだろう。

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 すでにシーズン中より、多くの移籍先となる候補球団名が挙げられてきており、その一方でエンジェルスとの再契約の可能性もゼロではない。大谷のメジャーにおける足跡やこれまでの言動などから、来季、どの色のユニフォームを纏うのか、ファンや関係者はさまざまなイメージを膨らませている。

 そして、かつての指揮官も「愛弟子」の去就には関心を寄せているようだ。2020年から昨シーズン途中までエンジェルスの監督を務めたジョー・マッドン氏の声が専門サイト『Halos Today』を通じて伝えられている。

 現地時間10月25日に配信となったトピックでは、今オフの大谷のFAへの見込みを論じている中で「彼の元監督は彼が野球の将来に対して一つの考え方を持っていると信じている」と指摘。

 その上で、マドン氏が米国他メディアの中で「口先だけではない。彼は本当に勝ちたいと思っている。私は彼が毎年の優勝候補になれるチームに彼が行くことになると信じている」と語ったコメントを掲載。大谷が抱く、勝利への意欲を強調した。

 さらに、新天地移籍の話題では他にも、大谷が西海岸球団でのプレーを望んでいるとも伝えられていることに対しマッドン氏が「メジャーでのプレーを続けてきている今の彼であれば、ニューヨーク、トロント、シアトル、サンディエゴ、どこにでも行くだろうと私は信じている」との見込みを述べたという。

 加えて同メディアは、両者の「師弟関係」も振り返っており、本格的な投打での同時出場を開始した2021年当時について「何人かのアナリストはパンデミックシーズン後のオオタニの二刀流の将来に疑問を抱いていたが、その可能性を倍増させたのはマッドンだった」と回想している。

 前人未到とも言える「リアル二刀流」を大谷とともに創り上げた前指揮官の言葉には、深い愛情が込められている。エンジェルスとの再契約も選択肢の一つとされる中で、マッドン氏の思い描く、大谷にとっての「勝てるチーム」が果たしてどこになるのか。

構成●THE DIGEST編集部
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