今季のプロ野球で最も活躍した先発完投型投手に送られる「沢村賞」に、オリックス・バファローズの山本由伸が選出された。初受賞となった2021年から3年連続での受賞となり、まさに球史に刻まれる大偉業を成し遂げることとなった。
2023年シーズンでは、同じく3年連続で主要タイトル4部門を独占するなど、チームの3連覇に大きく貢献。9月9日の千葉ロッテマリーンズ戦では自身2度目となるノーヒット・ノーランも達成した。防御率1.21という驚異的な数字が示すように圧倒的なパフォーマンスを披露、権威ある賞に相応しい成績を残した。
【PHOTO】京セラドームで笑顔はじける!オリックス「BsGirls」を一挙に紹介! また、開幕前にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場している。オーストラリア代表戦で先発登板し、さらに死闘となった準決勝・メキシコ代表戦ではリリーフとしてマウンドに登るなど、日本の世界一奪還の立役者の一人にもなったことで、例年以上にシーズンでのタフネスぶりが際立つこととなった。
現在は日本シリーズを戦っており、終了後にはポスティングによるメジャー移籍が有力視されている25歳の沢村賞受賞のニュースは、当然のように海の向こうでも伝えられている。
米スポーツサイト『FANSIDED』スペイン版が現地時間10月30日、山本の特集記事を配信。「日本のエースであり、将来メジャーリーグのフリーエージェントとなる逸材、ヨシノブ・ヤマモトが3年連続で沢村賞(MLBのサイ・ヤング賞)を受賞した」と報じている。
同メディアでは、山本の米球界移籍にも触れながら「(受賞により)最高のフリーエージェントの1人になるまで、地位を高め続けている」と評した。さらに3年連続受賞が金田正一さん以来2人目であることも紹介しており、その上で「メジャーリーグに飛躍する前に、母国の記録にその名を刻んだ」と綴っている。
加えて「ヤマモトはニューヨーク・ヤンキース、メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツから指名を受けるだろうし、ショウヘイ・オオタニの獲得の成否如何ではロサンゼルス・ドジャースからもオファーがあるかもしれない」として、FA市場への見込みも示している。
トピックの内容からも、先発投手としての最高の栄誉も得たことにより山本に対する海外メディアからの評価がさらに高まったことは明らかだ。「日本球界No.1投手」としての地位に立ち続けた右腕が、新たな舞台へと飛び立つ瞬間が少しずつ近づいている。
構成●THE DIGEST編集部
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加えて「ヤマモトはニューヨーク・ヤンキース、メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツから指名を受けるだろうし、ショウヘイ・オオタニの獲得の成否如何ではロサンゼルス・ドジャースからもオファーがあるかもしれない」として、FA市場への見込みも示している。
トピックの内容からも、先発投手としての最高の栄誉も得たことにより山本に対する海外メディアからの評価がさらに高まったことは明らかだ。「日本球界No.1投手」としての地位に立ち続けた右腕が、新たな舞台へと飛び立つ瞬間が少しずつ近づいている。
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