今季までロサンゼルス・エンジェルスを率いたフィル・ネビン氏の去就が米国内で話題となっている。米スポーツメディア『The Athletic』が現地10月31日、サンディエゴ・パドレスの新監督候補にネビン氏が挙がっていると報じた。すでに面談のスケジュールも設定されているとも伝えられており、来季もメジャーの指揮官としてグラウンドに立つ可能性が高まっている。

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　パドレスはボブ・メルビン監督が今季限りでチームを去り、新たにサンフランシスコ・ジャイアンツの指揮を執ることが発表されている。その後任として、およそ１年半に渡ってエンジェルスの監督を務めたネビン氏が選ばれたようだ。

　エンジェルス専門サイト『Halos Today』もポジティブな内容のコメントを寄せている。ネビン氏のパドレス監督就任が実現した場合、「ネビンに利益をもたらす可能性がある。サンディエゴは、その中核に素晴らしい選手が揃っている」と見通した。

　さらに「パドレスには、マニー・マチャド、フェルナンド・タティス・ジュニア、ザンダー・ボガーツがいる。そして動向が注目されるホアン・ソトも、引き続きチームの一員として戦うかもしれない」と綴っている。
  「前監督のメルビンは生真面目すぎるところがあったが、一方のネビンは選手たちをリラックスさせ、サポートをしてくれるだろう」と見解を示し、ネビン氏が監督の座に就くことは「パドレスの上位浮上の為に必要かもしれない」と主張した。

　また、「エンジェルスでは期待されていたような成功を収めることはできなかったが、一緒に仕事をする選手たちにはできる限りのことをした。ネビンは優れた指揮官であり、リーグの他のメンバーから尊敬されている」と人間性も評している。

　加えて同メディアは「もしネビンがパドレスの監督になった場合、奇妙かもしれないが」と前置きしたうえで、「彼はエンジェルスで常に失敗するように仕向けられていた。願わくは、メジャーリーグクラブの監督としてもう一度、チャンスが与えられるべきだ。彼はその機会を得るに値する」と期待の言葉を並べた。

　トピックでは他に、引き続きエンジェルスを率いることを望む関係者の声が多かったことなども紹介されている。監督在任時は苦難も多かったネビン氏だが、来季は新天地で采配を振るうことができるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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