ワールドシリーズが終わり、大谷翔平は現地11月2日9時(日本時間2日22時)に正式にFA(フリーエージェント)となる。FA市場最大の注目プレーヤーとみなされている大谷は今後、どのような流れで去就が決まっていくのか。米紙『Los Angeles Times』でロサンゼルス・エンジェルスを担当するサラ・バレンズエラ記者が解説した。
【PHOTO】史上初の快挙多数!厳選写真で振り返る「大谷翔平2023年の軌跡」
「まずオオタニは11月2日~6日の間、所属していたエンジェルスと交渉する。エンジェルスは交渉する独占権を持っている。他の球団がオオタニの代理人に問い合わせて興味を表明することはできるが、オファーを送ることはできない」
2日~6日の期間内に、エンジェルスは大谷に対して1年間のクオリファイング・オファーをすると予想されている。「MLBの年俸上位125選手の平均額、2030万ドル(約31億円)で、エンジェルスはオファーを送るだろう。クオリファイング・オファーを受け取った選手は現地11月14日13時(西海岸標準時)までに受け入れることができる。ただ昨年、年俸調停を回避するために3000万ドル(約45億円)の記録的な契約を結んだことを考えれば、おそらくオオタニはクオリファイング・オファーを断るだろう」と説明した。
バレンズエラ記者は、「ちなみにエンジェルスは新監督探しの真っ最中で、後任次第でチームの編成が変わる可能性がある。ペリー・ミナシアンGMも契約最終年であり、エンジェルスのフロントオフィスは長期的な視点を欠いている状況だ」とエンジェルスの状況も解説した。
そのエンジェルスは大谷との新契約交渉が失敗し、さらに1年契約のクオリファイング・オファーも断られた場合、他のチームと同様にFA争奪戦に加わることになる。もし、大谷が別の球団と契約した場合、エンジェルスはその球団から2024年のドラフトの補償指名権を得る。つまり大谷を獲得した球団は、ひとつ以上(ぜいたく税の基準に応じて変動)のドラフト指名権を失うことになる。
気になる大谷の移籍先候補については、「最有力なのはロサンゼルス・ドジャースで、他の候補はボストン・レッドソックス、ニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シアトル・マリナーズ、テキサス・レンジャーズなど」と、米メディアで噂に挙がっている球団名を羅列した。また、契約時期にも言及し、「2017年12月1日にポスティングが認められたオオタニは、8日にはエンジェルスと契約した。今回もおそらくビジネス上の都合で、FAの状態でいる期間は短くなるだろう」と予測した。
そして最後に「オオタニは早い段階で条件を設定しているだろう。『この条件を満たさなければ、話はしない』と言うことができる」という、ある代理人の言葉を引用したバレンズエラ記者は、「オオタニの市場価値は依然として史上最高になると予想されている。記録的な契約が結ばれるだろう」と締めくくった。
構成●THE DIGEST編集部
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「まずオオタニは11月2日~6日の間、所属していたエンジェルスと交渉する。エンジェルスは交渉する独占権を持っている。他の球団がオオタニの代理人に問い合わせて興味を表明することはできるが、オファーを送ることはできない」
2日~6日の期間内に、エンジェルスは大谷に対して1年間のクオリファイング・オファーをすると予想されている。「MLBの年俸上位125選手の平均額、2030万ドル(約31億円)で、エンジェルスはオファーを送るだろう。クオリファイング・オファーを受け取った選手は現地11月14日13時(西海岸標準時)までに受け入れることができる。ただ昨年、年俸調停を回避するために3000万ドル(約45億円)の記録的な契約を結んだことを考えれば、おそらくオオタニはクオリファイング・オファーを断るだろう」と説明した。
バレンズエラ記者は、「ちなみにエンジェルスは新監督探しの真っ最中で、後任次第でチームの編成が変わる可能性がある。ペリー・ミナシアンGMも契約最終年であり、エンジェルスのフロントオフィスは長期的な視点を欠いている状況だ」とエンジェルスの状況も解説した。
そのエンジェルスは大谷との新契約交渉が失敗し、さらに1年契約のクオリファイング・オファーも断られた場合、他のチームと同様にFA争奪戦に加わることになる。もし、大谷が別の球団と契約した場合、エンジェルスはその球団から2024年のドラフトの補償指名権を得る。つまり大谷を獲得した球団は、ひとつ以上(ぜいたく税の基準に応じて変動)のドラフト指名権を失うことになる。
気になる大谷の移籍先候補については、「最有力なのはロサンゼルス・ドジャースで、他の候補はボストン・レッドソックス、ニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シアトル・マリナーズ、テキサス・レンジャーズなど」と、米メディアで噂に挙がっている球団名を羅列した。また、契約時期にも言及し、「2017年12月1日にポスティングが認められたオオタニは、8日にはエンジェルスと契約した。今回もおそらくビジネス上の都合で、FAの状態でいる期間は短くなるだろう」と予測した。
そして最後に「オオタニは早い段階で条件を設定しているだろう。『この条件を満たさなければ、話はしない』と言うことができる」という、ある代理人の言葉を引用したバレンズエラ記者は、「オオタニの市場価値は依然として史上最高になると予想されている。記録的な契約が結ばれるだろう」と締めくくった。
構成●THE DIGEST編集部
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