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「二刀流と契約しなければいけない」LA紙コラムニストが大谷翔平のドジャース入りを熱望「WBCのオオタニはW杯のメッシのようだった」

THE DIGEST編集部

2023.11.03

W杯を制したアルゼンチン代表のメッシ(左)とWBCで日本代表を頂点に導いた大谷(右)。(C)Getty Images

「ロサンゼルス・ドジャースは、ショウヘイ・オオタニと契約しなければいけない」。米紙『Los Angeles Times』のコラムニスト、ディラン・ヘルナンデス氏が、大谷翔平のドジャース入りを熱望した。

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 ドジャースは2023年のレギュラーシーズンで100勝を挙げながら、プレーオフの地区シリーズでアリゾナ・ダイヤモンドバックスに敗退。そこでヘルナンデス氏は「ドジャースが10月(プレーオフ)もレギュラーシーズンの強さを維持したければ、先発投手の補強以上のことをしなければいけない。FAになったオオタニを獲得すれば、チームに求められている変革を成し遂げられる」と持論を展開した。

 大谷の能力については、その才能に加えて精神的な強さを持っていると感じているようだ。「ロサンゼルス・エンジェルスのフィル・ネビン前監督は、『ショウヘイは多くの注目を集めた時、ハイレベルのパフォーマンスを発揮する。それは精神的に強い者だけができることだ』と語っていた。オオタニは誰もが期待してる時に、あのようなパフォーマンスを発揮する」と期待に応える大谷の凄さを示している。

 ヘルナンデス氏がこう記したのは、多くの注目が集まるトーナメントのプレーオフでドジャースが強さを発揮できなかったからだ。その点、大谷はトーナメントのWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でMVPに輝くほどの活躍を見せた。
 
「オオタニはWBCで、投手としても打者としても、みんなが期待している時に持てるパフォーマンスを発揮した。WBCでのオオタニは、カタール・ワールドカップで優勝したリオネル・メッシのようだった」

 プレーオフでのドジャースは、ムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンが、2人合わせて21打数1安打だった。そこで「2024年にオオタニは投げられないが、その攻撃力でチームを助けるだろう」と23年のア・リーグ本塁打王に輝いた実力を強調している。

「打力よりも投手力の向上を優先するべき、という意見もあるが、25年には投手・オオタニが戻ってくる。オオタニの代わりは誰にもこなせない。もし獲得に失敗した場合、その巨額を別の誰かに費やす保証がないほど、オオタニは特別なケースだろう」と大谷の獲得を強く推薦。「マーケティングの面でも強力な手段になる」とさまざまな面でチームに貢献できると記した。

 米メディアの報道では、大谷はドジャース入りが有力とされている。はたして大谷はどの球団と契約するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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