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プロ野球

阪神38年ぶり2度目の日本一に海外放送局も興味津々!? 「カーネル・サンダースの呪いを解いた!」と異例の脚光!

THE DIGEST編集部

2023.11.06

38年ぶりに日本一に輝いた阪神。その反響は海外にも広がっている。写真:野口航志

38年ぶりに日本一に輝いた阪神。その反響は海外にも広がっている。写真:野口航志

 猛虎の38年ぶりの歓喜は海外にも反響が広がっている。

 11月5日、阪神は敵地で行なわれたオリックスとの「関西ダービー」を7対1で制し、日本シリーズの通算成績を4勝3敗とし、1985年以来2度目の日本一に輝いた。
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 38年分待った虎党の歓喜が各地で爆発した。SNS上では『阪神日本一』『阪神優勝』がトレンド入りしたほど、コメント欄には阪神関連のワードが活況を呈した。

 さらに阪神ファンの過熱ぶりは止まらない。日本一が決まると、大阪・ミナミの道頓堀川に架かる戎橋付近では川へダイブする者もおり、カオスな雰囲気となった。

 この異例な阪神フィーバーに海外メディアも興味を注いでいる。オーストラリアの公共放送局『ABC Australia』は「阪神タイガースが日本シリーズ優勝で、KFC(ケンタッキーフライドチキン)カーネル・サンダースの呪いを解く」と銘打った記事を配信。阪神の38年ぶりの日本一に注目している。

 冒頭から「スポーツ界には、さまざまな呪いの話が散りばめられている」と記すと、最も有名なメジャーリーグの『バンビーノの呪い』(ボストン・レッドソックスが1920年に”野球の神様”と称されたベーブ・ルースをニューヨーク・ヤンキースに放出したあと、1918年から2004年まで86年間ワールドシリーズを制覇できなった)を挙げた。

 続いて、1985年に阪神がリーグ優勝を果たした時の状況を説明。優勝に興奮したファンが地元にあるKFCカーネル・サンダースの銅像を持ち運び、道頓堀川に投げ込んだことを紹介すると、「その理由は、チームの主砲だったアメリカ人一塁手であるランディ・バースがカーネルサンダースに似ているためであった。その年、タイガースは日本シリーズで優勝を果たし祝賀ムードは続いたが、その後チームの成績は後退。6年間のうち4年間でリーグ最下位に終わり、その後10年間でさらに6回のリーグ最下位に終わった」と論じ、阪神の暗黒時代を詳細に明記している。
 
 同局は再び阪神がセ・リーグで優勝するまで18年間(2003年)待たなければならなかったこと、日本シリーズでは過去3度(03年、05年、14年)も涙を飲んだことを付け加えたうえで、「前回の日本一チームであるライバルのオリックス・バファローズと対戦したとき、彼らは希望よりも不安が漂っていた。しかし、今年はタイガースが7対1で勝利し、38年ぶりの日本シリーズ優勝を果たした」と伝え、日本一になった瞬間の様子を次のように報じている。

「日本一を祝うため、そして呪いが迷信であることを証明するためにタイガースファンは別バージョンのカーネルサンダース(灰色のカツラ、白衣、眼鏡をかけたファン)を悪臭放つ道頓堀川に投げ込んだ」

 記事内では「男性はそのあとすぐに引き上げられ、街路での楽しいパレードを続けた」と続報を加え、日本で起きた異例な一夜だと紹介している。

構成●THE DIGEST編集部

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