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プロ野球

「笑顔にできるようにすることが自分の一番の目標であり夢」――度会隆輝が好守で躍動!DeNAに足りないパーツを埋める一等星の輝き【ENEOS】

萩原孝弘

2023.11.11

インコース低めをスタンドへ運んだ度会。写真:萩原孝弘

インコース低めをスタンドへ運んだ度会。写真:萩原孝弘

☆大舞台の第1打席でアーチ

「めちゃくちゃ嬉しかったです!」。眩しい笑顔が京セラドームのベンチ裏で煌めいた。社会人野球日本選手権大会の第2試合、第1打席で右中間の最深部にボールを運んだ度会隆輝は、素直に喜びを表現した。

 負ければ終わりのトーナメント。“お父さんのよう"と慕う大久保秀昭監督に「私生活はじめ野球面もそうですけど、監督にてめぇコノヤローとか言われたことなく。注意されるときも優しくそこはやめたほうがいいんじゃないという感じで。毎回言ってるんですけど大好きな監督でありお父さんという感じであり。その監督を優勝監督にするために、死にものぐるいで必死こいて優勝したいですね。本当に」と決意した。
 
 続けて「本当にこんないいチームマジでないですよ!ここまでチームメイトみんな仲良くて指導者も指導力があって、なおかつ家族のような暖かさがあるなかで試合ができる、そして勝てているという当たり前じゃない環境に感謝しかないです」とよどみなく口から飛び出す言葉に、嘘がないことに確信が持てる。

 そのなかでの先制弾に「速球が強い好投手というデータが入っていたので、その投手の強い真っ直ぐを一発で仕留められたのは良かったと思います。マークが厳しくなってくるなかで、そこで打つのが一流という話を昨日していたのですけれども、ああいう好投手からインコース低めをホームランにできたことは、個人的にもすごく良かったかなと思います」と声が弾むのも必然だろう。
 
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