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MLB

山本由伸にグレイ!「ファンなら期待したくなる」エンジェルス専門メディアが“夢の先発ローテ”を思案「投手力を改善しないといけない」

THE DIGEST編集部

2023.11.14

エンジェルス専門メディアが“夢の先発ローテーション”のトップに選んだのは山本だった。写真:鈴木颯太朗

エンジェルス専門メディアが“夢の先発ローテーション”のトップに選んだのは山本だった。写真:鈴木颯太朗

 11月5日に“夢のラインアップ”として、2番に大谷翔平、3番にマイク・トラウト、4番にコディ・ベリンジャーを置く記事を出したロサンゼルス・エンジェルスの専門メディア『Halo Hangout』が、今度は“夢の先発ローテーション”という記事を配信した。

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 同メディアが「ローテーションが改善されると喜ばしい」と記すほど、近年のエンジェルスは投手陣に問題があった。「ショウヘイ・オオタニの去就にかかわらず、このオフは投手力の改善に集中しなければいけない」という状況のなか、「実現する可能性は低いが、エンジェルスのファンなら間違いなく期待したくなる」“夢のローテーション”を思案した。

 まず、「チームはエースを切実に必要としている。幸いなことに、そのスペースを埋められる投手が市場に何人かいる」として、トップスターターに山本由伸を選出した。「今オフの目玉投手はアーロン・ノラ、ブレイク・スネル、そしてヤマモトだ。最初の2人がともに30歳なのに対してヤマモトは25歳。まだMLBで投げたことはないが、圧倒的なスケール感を誇る。日本での成績を見る限り明らかなエース級で、優秀な投手なのは間違いない。もし獲得できれば6人制ローテーションに戻すだろうから、タイラー・アンダーソンかチェイス・シルセスを6番手として起用できるだろう」と日本のエースをローテーションのトップに据えた。

 2番手はミネソタ・ツインズからFAとなったソニー・グレイだ。「2023年にゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)に次ぐリーグ2位の防御率2.79を記録。耐久力があり、数シーズンの不調を除いて、おもにスターターとして活躍してきた。34歳ながら、今季もサイ・ヤング賞のファイナリストに選ばれている。ヤマモトとグレイの2人が揃えば、ア・リーグ屈指の先発陣になるだろう」と“夢”を描いている。
 
 3番手はパトリック・サンドバル。「22年は防御率3.00を下回る好投と、1年の大半でオールスター級の内容を見せた。23年は7勝13敗と不本意なシーズンだったが、表面上の成績はそれほど悪くない。先発28回、144.2イニングを投げて防御率は4.11。何よりつねに健康体だった。ただ、突然崩れて大量失点し、試合を作れないことも多かった。新たな投手コーチにサンドバルの素質を最大限に引き出してもらいたい」と、22年に見せたような活躍を期待した。

 4番手はサンドバルと同じく、23年の飛躍が期待されたリード・デトマーズだ。「しかし彼は期待に応えられなかった。いい場面もあるにはあったが、1年を通して信じられないほど安定しなかった。エンジェルスが真の競争力を持つ“夢”を見るなら、トップローテーションとして頼ることはできず、3~4番手のほうがずっとフィットする。23年は4勝10敗。ただ、素材はいい。重要なのは継続性だ。24年に彼がそれを見つけてくれることを願いたい」とメッセージを送っている。

 そして5番手にはグリフィン・キャニングを選んだ。「23年は7勝8敗。防御率は4.32だったが、投手陣のなかでは比較的安定しており、いくつかのキャリアハイを記録した。24試合の登板と22試合の先発はキャリアベストで、投球回127イニングも同様だ。1年を通じてローテーションを狙う立場から、ローテーションの一角を務めるべき男になった。少なくとも5イニングは投げられるし、1度の登板での最多失点は5点で、大炎上することはなかった。たとえば6回を3~4失点に抑えられる先発5番手という立場は、キャニングにとって夢物語かもしれない。実際には3~4番手も務められるだろう」と27歳の右腕を評価した。

 同メディアが思案したエンジェルスの“夢の先発ローテーション”は、山本、グレイ、サンドバル、デトマーズ、キャニングという顔ぶれとなった。また、山本の項で出てきたように、アンダーソンとシルセスがこの後に控えている。この陣容がもし実現するなら、ファンはチームに期待したくなるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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