MLB

今オフの有力FA投手アーロン・ノラと再契約したフィリーズ、“積極的に”山本由伸も狙う「投手陣のさらなる強化を目指す」フィラデルフィア地元紙報道

THE DIGEST編集部

2023.11.20

ノラ(左)と再契約したフィリーズが山本由伸(右)も狙うと報道された。写真:鈴木颯太朗、(C)Getty Images

 今オフにFAとなった大物投手のひとりのアーロン・ノラが、2015年からプレーしているフィラデルフィア・フィリーズと再契約した。契約は7年1億7200万ドルで、トレード禁止条項が含まれており、オプトアウトの条項はない。フィラデルフィアの地元紙『The Philadelphia Inquirer』が11月19日に伝えた。

【PHOTO】門脇のサヨナラ打で韓国を撃破!井端ジャパンが連覇達成|アジアプロ野球チャンピオンシップ

 18年に17勝、19年に12勝、22年に11勝、23年に12勝を挙げているエースとの再契約に成功したフィリーズは、さらに山本由伸の獲得にも本腰を入れるようだ。同紙は、球団関係者が「ノラとの再契約がチームの最優先事項であり、投手陣のさらなる強化をめざしている。それはヤマモトと契約することを意味する」と語ったコメントを引用。ノラに続いて山本の獲得にも力を入れるという。
 
 同紙は、「ヤマモトを逃せば、彼のような才能のあるスターターを獲得できる可能性は低くなる」として、フィリーズは"積極的に"山本にアプローチするとした。ただ、「適切な金額で決着しないようなら、深追いはしない」とも報じている。

 複数球団が狙っていたノラが、古巣フィリーズと再契約したことで、ついにFA投手市場が動き出した。山本を巡っては、フィリーズをはじめ、ニューヨーク・メッツ、ボストン・レッドソックス、ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・ヤンキース、シカゴ・カブスなど10球団以上が関心を示していると伝えられている。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】大谷翔平は「バットだけで最も価値がある」! MLB公式がポジション別でFAのトップ選手を特集。山本由伸の名前も

【関連記事】「ボストンが必要とするタイプの選手だ」米メディア、山本由伸"争奪戦"にレ軍が意欲と報道 盟友・吉田正尚の存在も指摘

【関連記事】米移籍情報メディアがオリオールズと前田健太の契約を予想! 球団専門サイトも前向きな見解「ローテ中盤の投手を探すのならば理に適っている」