トロント・ブルージェイズの菊池雄星は今季、先発ローテーションに定着し、11勝、防御率3点台をマークするなど、メジャーキャリア最高のシーズンを送った。ブルージェイズ2シーズン目でプレーオフ進出にも貢献した日本人左腕の来季について、米国内ではすでに勝ち星などの予想が行なわれ、2024年へのさまざまな見解が伝えられている。
ブルージェイズ専門メディア『Jays Journal』が現地時間11月20日、同球団の主力選手の来季の活躍を占う特集記事を配信。その中で、在籍3年目のシーズンとなる菊池のパフォーマンスを論じている。
今回のトピックでは、MLBの統計データや分析記事を提供する『FanGraphs』が予想している、2024年の菊池の成績、「10勝9敗、防御率4.03、FIP4.25」といった数字が紹介されている。その内容を踏まえながら、『Jays Journal』が菊池の今後への見通しを綴っている。
同メディアは「2023年のシーズンはユウセイ・キクチにとって素晴らしいものだった。メジャーでの5年間で最高のシーズンを過ごし、嬉しいサプライズとなった」と評しており、さらに「ルーキーイヤーのキャリアハイに並ぶ32試合に登板し、ブルージェイズのローテーションの4番手として信頼を得た。また、キャリア最高の167.2イニングを投げてチーム4位となり、耐久性の高さも証明した」と今季の各スタッツを称賛。
その上で、予想される数字が白星、防御率とも今季より劣っている点については、「現実的には、2021年オールスターのキクチが来年後退するのは理に適っているし、少なくともメジャー時代の不安定なプレーを考えれば疑問符がつくのは当然だ」と指摘。だが、その一方で同メディアは「悪い方向に向かうと予測されるとはいえ、大きく数字を落とすことはないだろう」と期待も寄せている。
さらに「何より、数値化できない要因として、2024年がキクチとブルージェイズとの3年契約の最終シーズンになることが挙げられる」と述べており、続けて「仮にキクチがメジャーリーグのどこかと再契約する野心を抱いているとすれば、トロントで良い投球をすることは彼にとってこの上ないモチベーションになるだろう」として、予想スタッツを超える可能性もあると主張している。
菊池は来季、33歳となり、メジャーでは6シーズン目、プロキャリアでは14年目を迎える。すでにベテランの域に達しつつあるものの、最高峰の舞台での活躍を望む声が途切れることはなさそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】トロント・ブルージェイズの菊池雄星を厳選ショットで特集!
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その上で、予想される数字が白星、防御率とも今季より劣っている点については、「現実的には、2021年オールスターのキクチが来年後退するのは理に適っているし、少なくともメジャー時代の不安定なプレーを考えれば疑問符がつくのは当然だ」と指摘。だが、その一方で同メディアは「悪い方向に向かうと予測されるとはいえ、大きく数字を落とすことはないだろう」と期待も寄せている。
さらに「何より、数値化できない要因として、2024年がキクチとブルージェイズとの3年契約の最終シーズンになることが挙げられる」と述べており、続けて「仮にキクチがメジャーリーグのどこかと再契約する野心を抱いているとすれば、トロントで良い投球をすることは彼にとってこの上ないモチベーションになるだろう」として、予想スタッツを超える可能性もあると主張している。
菊池は来季、33歳となり、メジャーでは6シーズン目、プロキャリアでは14年目を迎える。すでにベテランの域に達しつつあるものの、最高峰の舞台での活躍を望む声が途切れることはなさそうだ。
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