オリックスは22日、広島からFA宣言していた西川龍馬の獲得を発表した。西川は敦賀気比高、社会人の王子を経て2015年ドラフト5位でプロ入りした28歳。プロ8年目の今季は109試合に出場して打率.305、9本塁打でチームのCS進出に貢献した。
オリックスでも広島時代同様にクリーンナップの一角としての活躍が期待される西川。チーム事情としては、長きに渡って安定した打てる外野手を欠いていたため、宗佑磨や福田周平が一時は外野手登録になったり、中川圭太、野口智哉、大城滉二、廣岡大志らが外野の守備につくこともあった。
現在は中川がセンターで固定され、レフトも杉本裕太郎が好調であればほぼレギュラーという状況だが、ライトに関しては、本来は捕手の森友哉が入ることもある。小田裕也というスペシャリストが控えにいるものの、コンスタントに打てる外野手というピースが足りなかったのは事実だ。昨オフに絶対的なレギュラーだった吉田正尚がメジャーに移籍したこともあり、球団は日本ハムからFA権を行使した近藤健介の獲得を目指していたが、ソフトバンクにさらわれてしまっていた。
昨年の吉田に続いて今年はエースの山本由伸がメジャー挑戦を表明。エースを欠きながらもリーグ4連覇を達成するには、やはりオフェンスの底上げと外野のレギュラー固定が大きなポイントになる。その双方に合致する西川の獲得は大きいと言えるだろう。
西川はFA権を行使した際に「パ・リーグでやってみたい。野球人として幅を広げたい」と口にしていた。今季の交流戦では打率.343と好成績を残しているだけに、新天地での活躍に期待が高まるところ。森や頓宮裕真とともに最強のクリーンナップを築いてもらいたい。
西川にとっては、地元大阪の球団への移籍というだけではなく、山田修義、山崎颯一郎といった敦賀気比高出身の選手たちや、水本勝己ヘッド、梵英心打撃コーチといった広島OBがチームにいるのも心強いはずだ。オリックスは近日中に入団会見を行う予定だ。
取材・文⚫︎どら増田
【著者プロフィール】
どらますだ/1973年生まれ。プロ野球では主にオリックスを取材し、週刊ベースボールの他、数々のウェブ媒体でも執筆している。書籍『ベースボールサミット 第9回 特集オリックス・バファローズ』(カンゼン)ではメインライターを務めた。プロレス、格闘技も取材しており、山本由伸と那須川天心の“神童”対談を実現させたことも。
オリックスでも広島時代同様にクリーンナップの一角としての活躍が期待される西川。チーム事情としては、長きに渡って安定した打てる外野手を欠いていたため、宗佑磨や福田周平が一時は外野手登録になったり、中川圭太、野口智哉、大城滉二、廣岡大志らが外野の守備につくこともあった。
現在は中川がセンターで固定され、レフトも杉本裕太郎が好調であればほぼレギュラーという状況だが、ライトに関しては、本来は捕手の森友哉が入ることもある。小田裕也というスペシャリストが控えにいるものの、コンスタントに打てる外野手というピースが足りなかったのは事実だ。昨オフに絶対的なレギュラーだった吉田正尚がメジャーに移籍したこともあり、球団は日本ハムからFA権を行使した近藤健介の獲得を目指していたが、ソフトバンクにさらわれてしまっていた。
昨年の吉田に続いて今年はエースの山本由伸がメジャー挑戦を表明。エースを欠きながらもリーグ4連覇を達成するには、やはりオフェンスの底上げと外野のレギュラー固定が大きなポイントになる。その双方に合致する西川の獲得は大きいと言えるだろう。
西川はFA権を行使した際に「パ・リーグでやってみたい。野球人として幅を広げたい」と口にしていた。今季の交流戦では打率.343と好成績を残しているだけに、新天地での活躍に期待が高まるところ。森や頓宮裕真とともに最強のクリーンナップを築いてもらいたい。
西川にとっては、地元大阪の球団への移籍というだけではなく、山田修義、山崎颯一郎といった敦賀気比高出身の選手たちや、水本勝己ヘッド、梵英心打撃コーチといった広島OBがチームにいるのも心強いはずだ。オリックスは近日中に入団会見を行う予定だ。
取材・文⚫︎どら増田
【著者プロフィール】
どらますだ/1973年生まれ。プロ野球では主にオリックスを取材し、週刊ベースボールの他、数々のウェブ媒体でも執筆している。書籍『ベースボールサミット 第9回 特集オリックス・バファローズ』(カンゼン)ではメインライターを務めた。プロレス、格闘技も取材しており、山本由伸と那須川天心の“神童”対談を実現させたことも。
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