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プロ野球

オリックスのドラフト1位・横山聖哉は憧れの吉田正尚の背番号34を継承。「ゆくゆくは自分の番号と言ってもらえるような活躍を」

THE DIGEST編集部

2023.11.30

投手として最速149キロを計時した強肩とパワフルな打撃が魅力の横山。大型遊撃として期待は高い。写真:野口航志

投手として最速149キロを計時した強肩とパワフルな打撃が魅力の横山。大型遊撃として期待は高い。写真:野口航志

 11月30日、オリックスの新人入団会見が大阪市内のホテルで行われた。ドラフト1位の横山聖哉には一昨年まで吉田正尚(レッドソックス)が背負っていた背番号「34」が与えられた。

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 横山は長野・上田西高の遊撃手として1年からベンチ入りし、2年からレギュラーになると投手も兼任。今年の夏には甲子園にも出場している。横山を担当した小松聖スカウトは「走攻守三拍子揃った高校生No,1遊撃手。軽快なフットワークと投手としても最速149キロを誇る強肩を生かした守備は一級品。身体能力も高く、将来性抜群の逸材」と高く評価。仮契約の際にはサプライズで吉田からバットをプレゼントされ、本人も「将来的には日本代表として、球界を背負えるような選手になれるように頑張ります!」と目を輝かせていた。

 この日は、会見場に入った時には「緊張しました」というが、会見が終わった頃にはその緊張も解けていったようだ。会見では「社会人の方々はちょっと、自分はあまり知らなかったんですけど、高校生はホントにもう名前のある選手ばっかりで、自分が一番下にいるんじゃないかなみたいな、そんなことを思うくらい濃いメンバーです」と謙遜。

 吉田の背番号を背負うことは「仮契約のときに言われた」そうで「ゆくゆくは自分の番号って言ってもらえるような活躍をしたい。プレッシャーはあると思いますけど、それも自分の糧にして、プレッシャーを力に変えてやっていきたいなと思います」と力強く語った。
 
 横山にとって、吉田は子供の頃から憧れていた存在。「あのフォロースルーと、打球を遠くに飛ばすっていう......普通のホームランは プロ野球選手みんな打つと思うんですけど、その飛距離が一人だけ違うなっていうところに魅力を感じて、そこから目標とする選手になったっていう感じですね」と語る一方で、「自分にも自分らしさっていうのがあると思うので。そういうところは比べることなく、自分の形を貫いて同じような選手になりたいなと思います」と、他の誰でもない自分らしさにも強いこだわりを見せる。

 ドラフトでオリックスから1位指名された時には「まさか1位だとは思ってなかったんで、まあびっくりしたっていうのが一番の感想」だという。高校に入ってから「身長は10センチ伸びて、体重は25キロぐらい増えた」というだけに、身体はまだまだ進化の途中であることは間違いない。ウエイト・トレーニングは「週4日ぐらい」行い、食事量もプロで通用するために増やしたという。

 現在は「木製バットの練習と早い球への対応」に重点的に取り組んでいる。「キャンプ(新人合同自主トレ)までは、ホントにあと1ヵ月くらいしかないので、自分の足りないところを埋めていきたいなと思います」と意気込む。

 中嶋聡監督とはこの日が初対面だったようだが「雰囲気を感じた」という。背番号「34」を「久しぶりに見たな」と声をかけてもらったというのが、いかにも中嶋監督らしい接し方だ。潜在能力の高さにかけては、今年のドラフトでもトップクラス。次代のバファローズを担う大器が、ついにプロでの第一歩を踏み出した。

構成●THE DIGEST編集部


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