MLBの各球団首脳が集うウインターミーティングが、現地時間12月4日に開幕を迎え、ロサンゼルス・エンジェルスからFAとなった大谷翔平の去就に、これまで以上の関心が寄せられている。
【PHOTO】史上初の快挙多数!厳選写真で振り返る「大谷翔平2023年の軌跡」 獲得を望む球団より、すでに巨額の条件提示が行われたとも報じられるなど、「二刀流スター」の新たな契約締結の瞬間が近づいていることは間違いないだろう。
FAを巡る米国内の情報にファンや各メディアが敏感となる中で、カナダスポーツサイト『Sportsnet』では、トロント・ブルージェイズと大谷についての特集記事を配信した。トピックは「いかに、オオタニにブルージェイズを売り込むか」という内容が主題となっている。
現在も大谷獲得を目指す「最終候補」の1つとして伝えられているブルージェイズの球団体制などを紹介しており、同メディアは「近年、一貫して勝利を収めており、過去3シーズンで平均90勝以上を挙げ、過去4シーズンのうち、3シーズンでプレーオフに進出している。これまでのところ、彼らはその期間中に最大92勝した」などと、レギュラーシーズンでの実績を強調。
また、プレーオフでは結果が出ていないものの「このチームが2024年にさらに良くなれると信じる理由はある。防御率でアメリカンリーグ2位にランクされている投手陣はほぼそのまま残っている一方、ウラディミール・ゲレーロ・ジュニアやボ・ビシェットのような若手スターがオオタニにとっての強力な脇役となるだろう」と見通している。
さらに、グラウンド外の話題として「ファンやメディアのプレッシャーが、ニューヨークやボストンよりもトロントの方が軽いかもしれないことは、オオタニにとって魅力的なのでは」と指摘。他にも、球団の設備面にも言及し、選手育成施設や本拠地であるドーム球場、ロジャース・センターが改修中であることや、それらの充実ぶりもメリットに挙げた。
加えて、大谷の移籍先として有力視されている、ロサンゼルス・ドジャースが大きな脅威であると綴りながらも「ライバルの代理人や幹部たちは、ブルージェイズは適切な選手には大金を使うことができるし、使うだろうと見ている」と主張。今オフの目玉プレーヤー獲得へ向けた意欲も覗かせている。
現在、各球団との面談も進められているとする情報も聞こえてきている。FA市場での話題をさらっている大谷の決断は、もう間もなく下されることになりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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加えて、大谷の移籍先として有力視されている、ロサンゼルス・ドジャースが大きな脅威であると綴りながらも「ライバルの代理人や幹部たちは、ブルージェイズは適切な選手には大金を使うことができるし、使うだろうと見ている」と主張。今オフの目玉プレーヤー獲得へ向けた意欲も覗かせている。
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