2022年のドラフト1位で指名され、大きな期待とともにプロの世界へ飛び込んだ12人の選手たち。彼らはどのようなルーキーイヤーを過ごしたのか。通信簿形式で振り返ってみよう。今回はセ・リーグの6人を紹介する。
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※通信簿は「よくできました」「まずまずです」「可もなく不可もなく」「がんばりましょう」の4段階
【阪神】
森下翔太(外野手)
評価:よくできました
中央大のスラッガーは巨人に入った浅野翔吾(高松商→巨人)の外れ1位だったが、少なくとも1年目は外れて正解だった。オープン戦で3本塁打を放ち、開幕戦では6番で起用されるも、調子が上がらず2度二軍落ち。だが、バットを垂直に構える新フォームを採り入れ、7月以降は68試合で打率.257ながら10本塁打、34打点。後半戦は3番に定着し、プロ初アーチの日を含めて1-0で勝利した試合で3度の決勝打と、ここ一番の働きも目立った。日本シリーズでも7打点はチームトップで、優秀選手賞を受賞。来季は20本塁打以上を目指したい。
【DeNA】
松尾汐恩(捕手)
評価:まずまずです
大阪桐蔭高では高校ナンバーワン捕手として高く評価され、単独指名で入団。プロ1年目は二軍で正捕手として68試合にマスクをかぶり、打率.277はイースタン・リーグ5位。95安打は3位、51打点も6位とトップクラスの打撃成績を残した。特筆すべきは9月6日のヤクルト戦で達成したサイクルヒット。史上12人目、捕手としては初めての快挙とあって、閉幕後にはリーグ特別表彰を受けた。守備面でも3割近い盗塁阻止率を記録。じっくり育てる球団方針もあって一軍公式戦での出場こそなかったが、高卒捕手としては破格の成績であり、合格点をつけられる。 【広島】
斉藤優汰(投手)
評価:可もなく不可もなく
苫小牧中央高では素質は高く評価されていたが、全国的な知名度はそれほどでもなく、カープが事前に1位指名を公表したのは意外な感もあった。1年目は体作りがメインで、ウエスタン・リーグでも5試合に投げただけ、一軍登板はもちろんゼロ。ただし、最後の2試合では5回無失点、7回2失点と好投し、順調な成長ぶりを窺わせた。11月の日本代表との練習試合でも2回をパーフェクト。最速152キロを計時し、佐藤輝明(阪神)から三振も奪った。契約更改の席上で「充実したシーズンだった」と述べており、球団としてもプラン通りのルーキーイヤーだったはずだ。
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【阪神】
森下翔太(外野手)
評価:よくできました
中央大のスラッガーは巨人に入った浅野翔吾(高松商→巨人)の外れ1位だったが、少なくとも1年目は外れて正解だった。オープン戦で3本塁打を放ち、開幕戦では6番で起用されるも、調子が上がらず2度二軍落ち。だが、バットを垂直に構える新フォームを採り入れ、7月以降は68試合で打率.257ながら10本塁打、34打点。後半戦は3番に定着し、プロ初アーチの日を含めて1-0で勝利した試合で3度の決勝打と、ここ一番の働きも目立った。日本シリーズでも7打点はチームトップで、優秀選手賞を受賞。来季は20本塁打以上を目指したい。
【DeNA】
松尾汐恩(捕手)
評価:まずまずです
大阪桐蔭高では高校ナンバーワン捕手として高く評価され、単独指名で入団。プロ1年目は二軍で正捕手として68試合にマスクをかぶり、打率.277はイースタン・リーグ5位。95安打は3位、51打点も6位とトップクラスの打撃成績を残した。特筆すべきは9月6日のヤクルト戦で達成したサイクルヒット。史上12人目、捕手としては初めての快挙とあって、閉幕後にはリーグ特別表彰を受けた。守備面でも3割近い盗塁阻止率を記録。じっくり育てる球団方針もあって一軍公式戦での出場こそなかったが、高卒捕手としては破格の成績であり、合格点をつけられる。 【広島】
斉藤優汰(投手)
評価:可もなく不可もなく
苫小牧中央高では素質は高く評価されていたが、全国的な知名度はそれほどでもなく、カープが事前に1位指名を公表したのは意外な感もあった。1年目は体作りがメインで、ウエスタン・リーグでも5試合に投げただけ、一軍登板はもちろんゼロ。ただし、最後の2試合では5回無失点、7回2失点と好投し、順調な成長ぶりを窺わせた。11月の日本代表との練習試合でも2回をパーフェクト。最速152キロを計時し、佐藤輝明(阪神)から三振も奪った。契約更改の席上で「充実したシーズンだった」と述べており、球団としてもプラン通りのルーキーイヤーだったはずだ。
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