2023年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、WBCを制した侍ジャパンで大きな存在感を見せたラーズ・ヌートバーが、日本で体験した"コンビニ騒動"を取り上げる。
記事初掲載:2023年3月25日
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去る3月21日に幕を閉じたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。「野球の母国」で、アメリカ代表との大接戦を制しての日本代表の大会制覇は、文字通り世界に驚きと興奮を提供した。そんな侍ジャパンの戴冠にあって、小さくない貢献を果たしたのが、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)だ。
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日系人選手として初めて侍ジャパン入りを果たした25歳は、大会前にあって懐疑論を吹き飛ばすように攻守で活躍。グラウンド外でもダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)が「異国の地でやるっていうのは難しいことなんですけど、そういうことを全く感じさせず、自分からこのチームに対して飛び込んでやる、という気持ちが見えますし感じる」と驚いたように、明るいキャラクターでチームを盛り立て、短期間でケミストリーを高める重要な役割を担った。
もちろん、ヌートバーにとって、約1週間ほどだけであったが、母親の生まれ故郷である日本でのプレーは夢でもあった。一方で、実質メジャー2年目の若武者にとって侍ジャパンでのフィーバーぶりに驚くこともあったようだ。MLB公式ネットワーク番組『MLB Network』に出演した彼は、チームに合流して間もない時の思い出を振り返っている。
「とにかく日本はアメージングだった。最初の強化試合の後に僕は泊まっていたホテルのすぐ向かいにあるコンビニに行こうと思ったんだ。そしたらファンに囲まれて、25分ぐらいかかったんだ。だから、すぐにイッペイ(水原一平通訳)にメールで『助けてくれ!』って送ったよ。僕が思っていた以上に凄いことになっていた。信じられなかったし、嬉しかったね」
瞬く間に"スター"の仲間入りを果たしたヌートバー。WBCでの約2週間について「人生が変わった。間違いなくとてもいい経験だった」という振り返った彼は、ここからレギュラー争いをしながら、ワールドシリーズ制覇を目指した戦いを送る。さらなる飛躍をしてもらいたいところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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記事初掲載:2023年3月25日
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もちろん、ヌートバーにとって、約1週間ほどだけであったが、母親の生まれ故郷である日本でのプレーは夢でもあった。一方で、実質メジャー2年目の若武者にとって侍ジャパンでのフィーバーぶりに驚くこともあったようだ。MLB公式ネットワーク番組『MLB Network』に出演した彼は、チームに合流して間もない時の思い出を振り返っている。
「とにかく日本はアメージングだった。最初の強化試合の後に僕は泊まっていたホテルのすぐ向かいにあるコンビニに行こうと思ったんだ。そしたらファンに囲まれて、25分ぐらいかかったんだ。だから、すぐにイッペイ(水原一平通訳)にメールで『助けてくれ!』って送ったよ。僕が思っていた以上に凄いことになっていた。信じられなかったし、嬉しかったね」
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