今オフの移籍市場で大きな目玉と言われている山本由伸を巡っては、ニューヨーク・ヤンキースやニューヨーク・メッツなどの複数球団が争奪戦を展開している。そんななか、米メディア『FanSided』は12月20日に「宿敵のヤンキースにはない、ヤマモトに対してメッツが持つ“3つの利点”」という記事を出した。
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メッツオーナーのスティーブ・コーエンは注目投手の山本に対して、“真剣なオファー”を出す準備があるという。同メディアは、「メッツのローテーションは、コウダイ・センガ(千賀滉大)、ホゼ・キンターナを除けば枯渇している状態だ。先発の駒が不足しているのは明らかで、もしヤマモトを加えることができたら勝率は飛躍的に向上するだろう」と、先発陣の現状と山本への期待の大きさを記載。そして、同じく山本の争奪戦に加わっているヤンキースに対し、メッツが持っている3つの利点を指摘した。
ひとつ目は、「開幕投手の可能性」だ。「すでに記したように、メッツのローテーションは特別なものではない。ヤンキースではサイ・ヤング賞投手のゲリット・コールの陰に隠れてしまうが、メッツであれば長期間にわたってエースを務められる。そしてヤマモトがメッツに優勝をもたらすようなら、その名前はニューヨークで永遠に語り継がれるだろう。25歳の若者が自身のストーリーを作り出したいのなら、ヤンキースよりもメッツのほうが近道となる。開幕投手はその第一歩だ」と、メッツでは投手陣の大黒柱になれる点を強調した。
2つ目には、同じ日本人の千賀が所属している点を挙げた。「センガは1年目で防御率2.98を記録してオールスターにも選ばれた。この移籍は大成功で、もはやリーグ屈指の投手という地位を固めたと言っても過言ではない。そのセンガがヤマモトを勧誘しているとも報じられている。スターダムにのし上がったセンガの経験は、ヤマモトの参考になるため、その存在は有益でしかない」と、千賀の存在がメリットになると記した。
3つ目に挙げたのが、オーナーのコーエンが有する潤沢な資金力だ。「メッツはこれまでエリート投手を確保するために、莫大な金額を投入している。1年前にジャスティン・バーランダーと、2年前にはマックス・シャーザーと高額契約。結果的に失敗に終わったものの、大ベテランの2人とは異なり、ヤマモトは25歳で将来性は十分だ。争奪戦では資金力がモノを言うケースがあり、その点で他をリードする可能性はある。懐の深さという点で、ヤンキースよりもメッツのほうが有利なのは間違いない」と、大富豪オーナーの資金力に触れている。
争奪戦はヤンキースとメッツのニューヨーク勢、さらにドジャースを加えた3球団が優勢とも言われている。メッツには千賀、ドジャースには大谷翔平が所属しているが、はたして山本はどのような決断を下すのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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ひとつ目は、「開幕投手の可能性」だ。「すでに記したように、メッツのローテーションは特別なものではない。ヤンキースではサイ・ヤング賞投手のゲリット・コールの陰に隠れてしまうが、メッツであれば長期間にわたってエースを務められる。そしてヤマモトがメッツに優勝をもたらすようなら、その名前はニューヨークで永遠に語り継がれるだろう。25歳の若者が自身のストーリーを作り出したいのなら、ヤンキースよりもメッツのほうが近道となる。開幕投手はその第一歩だ」と、メッツでは投手陣の大黒柱になれる点を強調した。
2つ目には、同じ日本人の千賀が所属している点を挙げた。「センガは1年目で防御率2.98を記録してオールスターにも選ばれた。この移籍は大成功で、もはやリーグ屈指の投手という地位を固めたと言っても過言ではない。そのセンガがヤマモトを勧誘しているとも報じられている。スターダムにのし上がったセンガの経験は、ヤマモトの参考になるため、その存在は有益でしかない」と、千賀の存在がメリットになると記した。
3つ目に挙げたのが、オーナーのコーエンが有する潤沢な資金力だ。「メッツはこれまでエリート投手を確保するために、莫大な金額を投入している。1年前にジャスティン・バーランダーと、2年前にはマックス・シャーザーと高額契約。結果的に失敗に終わったものの、大ベテランの2人とは異なり、ヤマモトは25歳で将来性は十分だ。争奪戦では資金力がモノを言うケースがあり、その点で他をリードする可能性はある。懐の深さという点で、ヤンキースよりもメッツのほうが有利なのは間違いない」と、大富豪オーナーの資金力に触れている。
争奪戦はヤンキースとメッツのニューヨーク勢、さらにドジャースを加えた3球団が優勢とも言われている。メッツには千賀、ドジャースには大谷翔平が所属しているが、はたして山本はどのような決断を下すのだろうか。
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